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2010年12月31日金曜日

『AR三兄弟の企画書』

「人々が動く、気持ちが動く~テクノロジーを活用した次世代マーケティングとは?~」というテーマの、マーケティングアイフォーラムで、AR三兄弟 川田十夢さんの基調講演を拝聴し、瞬間的に、川田十夢さん、及び、川田十夢さんが繰り出すAR(拡張現実)の世界の虜になった僕は、基調講演後、すぐさま、川田さんと名刺交換。他の方々のイベントが続く中、川田さんとtwitterで、ARとケータイを組み合わせて何ができるか、情報交換ならぬ、面白交換をする約束をし、2週間後、会社で川田さんをお迎えすることに。

オフィスでの面白交換も然り、その後の懇親会という名の飲み会も通じて、川田さんの魅力に吸い込まれました。その後も、面白交換の続編や川田さんの出演するイベントに参加することで、自分の本業であるケータイの「拡張」の方向性が見えてきた感じ。

ありがとうございます。>川田さん

で、川田さんと知り合った後に、購入した『AR三兄弟の企画書』。
面白交換と並行しながら、少しずつ、じっくり読んでいたので、読了するのに2か月かかりました。
いや、かけたという表現が適切なような。それだけ、一つ一つの内容が興味深く、奥深く、それぞれを妄想というか拡張して楽しみながら読むことができる名著です。

一番印象的だったのは、川田十夢さんが某大手ミシンメーカの面接で提出した未来が記してある履歴書。
10年かけて全ての未来(約束)を実現した川田さん。

この部分がとても印象的で、「拡張」とは未来予測を通じた「自己実現」であると勝手に解釈しました。
一つ実現する度に、自分の能力も拡張。挑めば何事も拡張できるという自信をくれた一冊。

AR(拡張現実)の話だけでなく、川田十夢さんの生き方を通じて、多彩な拡張を知り、考えることができます。
超・オススメです。



『AR三兄弟の企画書』

第1章 AR技術と概念がもたらす衝撃
第2章 AR技術をどうやって見立てるか?
第3章 水平思考で拡がるARビジネスの可能性
第4章 ARで拡がるあなたの可能性
第5章 今、拡張すべきは旧来のメディア
第6章 そう遠くない未来、拡張現実で適うこと


AR三兄弟の企画書/川田十夢

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2010年12月25日土曜日

日経ビジネスAssocie「新・整理術」(2010年12月07日号)

整理整頓を心掛けながら、いつも中途半端に終ってしまうため、読まずに増えていく整理術の本。
この日経ビジネスAssocieも同じで、Associeで整理術をテーマにした号を購入したのも、これで何冊目だろうか?

●Special 1「新・整理術」

「捨てる」マインドは身についたものの、未だに整理整頓は不十分。
その中、「モノを使いやすくする」には、収納場所と使う場所が近いほどいいらしい。
具体例として、お風呂の脱衣所に、下着の収納ボックスを置く家庭が増えているらしく、確かに「なるほど!」って感じ。お風呂の前に、下着を決めるも、湯上り後に、やっぱり違う下着がいいな・・・と思ってもチェンジできないストレスからも解放されて、確かにいいですね。


●「店長」図鑑 CoCo壱番屋 大場智店長さん

どこにも居そうな方の話。それ故にリアリティに満ち溢れていて共感する要素が多かったです。

例えば、アルバイトの採用条件は、ルールが守れることと、笑顔と元気。

この「ルールが守れること」の難しさを痛感しています。
「言われたことをやる」は、ルールではない。このような捉え方をし、枠から出ず、リスク回避をする傾向が強まっていると感じる、ここ最近。
逆に、会社やチームとか、みんなのルールを尊重することなく、自分だけのルールだけで判断する傾向も強まっている感じもします。みんなのルールを自分のルールとして解釈するのはいいですが、自分のルールをみんなのルールとしてこじつけるのは違う気がします。共通のルールを見いだせればいいですが、束縛されないが故に思い込んでしまう事例。

前者はリスク回避、後者は自由故の自己主張という対極する2つの意識が共存する今の社会環境の不思議さ。

こんな矛盾から辞めるアルバイトの方もいるそうで、確かに店長という立場では明確な考えを提示しなければならないので、そこは辛いけど仕方なしと思っていたら、最後に、離婚もされたというカミングアウトが...。独立を目指し日々仕事中心の生活故に、夫婦関係が希薄になったとのこと。

リーダーとして人を引っ張るには、ある程度の犠牲が生じるのは必然と思っていましたが、いざ、自分がアルバイトの方が辞めていったり、離婚という経験を乗り越えられるかと言えば無理だな...と感じました。ここまで強くないです。強くないけど、でも、強くならなければならないし...。

色々と考えさせられたリアリティに満ち溢れた実話でした。


●即効!スキルアップ講座

3つのスキルアップ術の紹介。
・ボスマネージメント
 上司の影響力を侮ってはいけない!
・iPad仕事術
 iPadは最強のビジネスパートナー
・メール作法
 社内向けと社外向けを明確に区別

ボスマネージメント。部下から見ると、スキルやノウハウでも近い立場だと勘違いするケースが多々ありますが、Googleで探しても見つからないのが、上司は見えない仕事をしているということ。
だからこその上司なんだと、視座の違いを感じることがあるにも関わらず、接する時間が長いと、ついつい上述したようにスキルやノウハウでも近い立場と勘違いしてしまうんですよね。


●渋谷ではたらく社長のキャリアアップ塾 サイバーエージェント藤田社長さん

会社も個人も、「圧倒的な強みを持つまでは、弱みには目をつむり、徹底的に強みを伸ばすことを最優先する。」方が成功確率が高まるとのこと。弱点克服が、会社・個人問わず、成長を鈍化させることもあるとのこと。今、足りていないことを明言してくれた感じ。


新・整理術 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2010年 12/7号/著者不明

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2010年12月20日月曜日

『iPadショック』

7月に読んだ『iPadショック』。
今さらながら、twitterでタイムラインを遡り、感想を。

印象に残ったのは、以下の4点。特に、3と4が印象的でした。

1. 新しいユーザ体験創出への拘り
2. Free同様に母数拡大によるビジネス機会創出
3. パートナー関係の難しさと大切さ
4. マーケットの声への真摯な拝聴姿勢と洞察力


今、振り返ると、誰もが簡単には勝者になれないと思うと共に、
簡単ではないが、誰もが勝者にもなるチャンスがあると思った一冊。


序章 iPhoneが築き、iPadが生む革命
第1章 使ってわかるiPadの3つの魅力
第2章 膨大なアプリを生むApp Store
第3章 iPadは出版、ラジオ、テレビが融合するメディア
第4章 IT業界の勢力図を変える
第5章 ビジネスシーンにも広がる
第6章 教育市場にも広がる
第7章 巨大会社を手玉に通信業界を動かす


iPadショック iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス/林 信行

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