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2011年12月26日月曜日

『THE PHENOMENAL POSTCARD BOOK WHERE'S WALLY?』

ずっと気になっていたウォーリーのポストカード集。
ページを追うごとに探すのが難しくなります。
この難しさがたまりません!


Where’s Wally?: The Phenomenal Postcard Book (W.../Martin Handford

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2011年12月8日木曜日

DVD『eiko』

DVD『eiko』。

人を信じることができること、
それは、何ものにも代えがたい拠り所であることを感じた作品でした。

相談できる人がいること、
見守ってくれている人がいること、
遠くにいても近くに感じられる人がいること、
たまに会って、しかも、少ししか話さないけど仲間だと思える人がいること、
そんな人がいると思えるだけで自分のキモチは安定・安心しますね。


eiko[エイコ] [DVD]/麻生久美子,沢田研二,袴田吉彦

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2011年12月4日日曜日

DVD『上島ジェーン』

ずっと気になっていた『上島ジェーン』。

導入部分では、上島竜兵がサーフィンを始める思いを「人間って何だ?」「自分は何のために生まれてきたんだ?」「自分探しをしたい」「地球を感じたい」と語り、ドキュメンタリーっぽく続くんだろうと期待しながら鑑賞した100分。

結論は、上島ファンにはツボですが、そうでない方にはオススメできません(笑)。

上島ジェーン [DVD]/上島竜兵,有吉弘行,清宮佑美

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2011年12月3日土曜日

DVD『余命1か月の花嫁』

2007年5月にTBSの夕方のニュースで偶然みたドキュメンタリー。
僅か10分程のドキュメンタリー、それが『余命1ヶ月の花嫁』だった。
ニュースで涙したのは、これが最初で最後。
涙が止まらなかった。

反響が大きく、その後、特別番組が放送されたり、映画になったり。

その1年後、2008年5月、太郎さんがみなとみらいで「余命1ヶ月の花嫁・乳がん検診キャラバン」に取り組んでいる姿を見て、千恵さんの思いと、千恵さんへの想いを抱き続けている姿に感銘した。

そんなことを振り返りながら、DVD『余命1ヶ月の花嫁』を鑑賞。千恵さんの生き様、そして、太郎さんの千恵さんを想い続ける姿を僕は忘れることはない。

しかし、DVDを観ても涙は流れなかった。事実以上の感動はないんですね。


==============

乳ガンであることを太郎に伝えた千恵。
伝えると共に別れることも伝えた千恵。
一人で悩みを抱え続けている千恵。

太郎と別れ、乳ガンの摘出手術をした千恵。

その後、再会した二人で約束。
「俺は変わらない。」「私も変わらない。」

二人が一緒にいることを約束した後、ガンが再発。
医師から宣告された「余命1ヶ月」。

知恵がテレビ取材を申し込む。
「20代の女性に乳ガンを知ってもらいたい。自分と同じ運命を歩んでほしくない。」

太郎が知恵をビデオ撮影。
「昼間は何をしているの?」「生きてる。」

ウェディングドレス姿の千恵。
教会で結婚式を挙げる太郎と千恵。
「病気、治っちゃったみたい」と千恵。ステキな笑顔。
そして、「みんな、ありがとう。忘れません。」


余命1ヶ月の花嫁 スタンダード・エディション [DVD]/榮倉奈々,瑛太,安田美沙子

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2011年12月1日木曜日

DVD『耳をすませば』

クリスマスイブ前夜の12/23に金曜ロードショーで放映予定の『耳をすませば』。
ネット上で話題になっていたので、今さらながら初めて観ました。

純粋なキモチに満ち溢れた作品ですね。

一番印象に残ったのは「図書カード」。
滴が借りる本の図書カードには、いつも天沢くんの貸出記録が残っている偶然。それがきっかけで知りあう二人。
しかし、実は、滴のことを片思いしていた天沢くんが、滴に気づいてもらうために、たくさんの、たくさんの本を借りていた事実。
滴にとっては、偶然が幸せに繋がるセレンディピティ。
天沢くんにとっては、必然になるようにコツコツと偶然(事実)を演出し続けた努力の結果。

神様からのプレゼントも、実は、自分自身が創り出したプレゼントなのかもしれません。


耳をすませば [DVD]/出演者不明

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2011年11月20日日曜日

DVD『間宮兄弟』

MIT石井副所長さんとの情報交換でコテンパンにやられ、元気を失っていた数日。心を癒そうと、ゆるい感じっぽい『間宮兄弟』を観たのですが、結論はコテンパンにやられたことと同じメッセージを感じることに...。

兄弟愛、新しい出会い、スローライフな居心地のよさを通じた自己成長(拡張)を通じながらも、自分と周りでは時間の進み方が違い、居心地のいい自分は気持ちはいいものの、取り残されている感じ。居心地のよさだけでなく、そこから何かを産み出すことの辛さや厳しさに立ち向かう必要があり、そこから逃げてはいけないことを感じた作品。連チャンでコテンパンにやられました。自分を見つめ直します。


間宮兄弟(通常版) [DVD]/佐々木蔵之介,塚地武雅,常盤貴子

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2011年11月17日木曜日

『「応援したくなる企業」の時代』(博報堂ブランドデザイン)


博報堂ブランドデザインの方から頂戴した一冊『「応援したくなる企業」の時代』。

大学でマーケティングを専攻しているゼミが複数集まり活動する「関東10ゼミ討論会」の開会式で、今年の協賛企業である博報堂ブランドデザインさんが、従来のマーケティング手法が通じなくなった現在、新しいアプローチが必要ということを紹介。
僕自身も3年間、自社でマーケティングを担当した結果、従来のマーケティング手法に限界を感じて、ネットワーク(仲間)作りによる新しいアプローチを模索しているが故に、この本で紹介されている、思考や組織デザイン、アプローチの変革など全ての内容について共感しました。オススメの一冊です。

<オマケ>
関東10ゼミ討論会の開会式で、チャレンジプロジェクトの過去4年間の実績等を紹介した資料です。
「チャレンジプロジェクト2011、応援しています!」

<構成>
第0章 “買わない”のは本当に不景気のせいか
第1章 「ターゲットにモノを売る」というまちがい
第2章 「差別化のポイントはどこ?」という不見識
第3章 「ニーズはなんだ?」と問うあやまち
第4章 「勘でものをいうな」がもたらす損失
第5章 「どんなアウトプットが得られるんだ?」と問う不利益
第6章 「下から意見が出ない」という勘ちがい
第7章 「仕事にプライベートをもち込むな」という非常識
第8章 「応援したくなる企業」の時代


<気になった内容>
●リーマンショック、東日本大震災以降、生活者とメーカで、消費に対する価値観が更に乖離。商品やサービスを改善したところで購入意欲は高まらない
●2000年代、機能価値に加えて、デザインやイメージといった情緒価値が重視され、「モノからコトへ」というアプローチに変化したが、このアプローチも限界を迎えている。
●素人に区別がつかないような差異化を繰り返している企業が多い。
●次の時代の企業を読み解くカギは、「正、反、合」。本質を見つめ直し、より高い視点から「正」と「反」を統合した「合」に位置づけられるビジネスのあり方や企業の価値観を見出すこと。
●生活者と対峙する存在でなく、共創の姿勢が大切。その姿勢を通じて、生活者から、社会から「応援される存在」になる。B to Cでなく、「B with C」という立ち位置
●企業の最終目的を収益から、人々の幸福や満足度に変えるべき。
●今、社会で潜在的に求められているのは持続的な幸福。幸福は、短期的な「happiness」と、持続的な「well-being」に分類される。企業に求められるのは、「よりよく生きる」「満足が続く」という意味合いの「well-being」。
●企業は、もはや自社のブランドを独自の力だけで意のままにコントロールできなくなった。
●生活者自らが情報発信し、世論形成をリードしていく「生活者主導社会」が築かれ、企業と生活者の立場が対立から対等に変化している。
●生活者の仲間の一人としてビジネスに取り組む「コミュニティ発想」が求められる。
生活者の言うことをそのまま実現すればうまくいくというほど、今のビジネスは単純ではない。
●自動車王として知られるヘンリー・フォードは、「もし消費者に“何が欲しいですか?”と訊ねていたら、“もっと速く走れる馬を”と言われただろう」と語った。
●「to C」から「from C」、そして「with C」へ。
●イノベーティブな発想は非連続性の高いものだけに、限られた視点からは生まれてこない。色々な物事とのセッションを試みることで偶発的に生まれてくる。生活者ともコミュニティ、ステークホルダーとのコミュニティというアプローチにより、「モノを売る」という発想から「仲間を広げていく」という発想への転換が必要である。
●日本の企業はケーススタディを重視する傾向が強い。ケーススタディは便利な一方で、2つの大きな危険をはらんでいる。「すでに存在している商品やサービスと同質化してしまう」「既存のフレームに知らぬ間に捕らわれ、斬新なアイデアが生み出せない」。
●生活者が“似たり寄ったり”の商品を目の前にすれば、「次のシーズンには、もっと高い性能の商品が出るだろう」と購入を先送りにし、買い控えてしまう。
●生活者は企業からの新しい提案に最初は興味を示すものの、すぐに飽きて、そのありがたみを感じなくなってしまう。生活者は甘やかされて育った子どものように、わがままで気まぐれ。
●ベーシックなマーケティング理論では、既存のフレームを参照するFOR(Frame of Reference)と、その中で違いを意味するPOD(Point of Difference)に基づいて考えるのが基本的なアプローチ。今は同じフレーム内での差異化に限界があるため、FORをそのまま踏襲すべきものかと、常に確認する思考が求められている。
●他業界や全く別の分野の知見を活かして、既存の業界の枠を外す「越境」の力が大切。
●これまでの「シェア拡大アプローチ」「パイ拡大アプローチ」という二元論的な選択肢ではなく、「合」の時代では、市場そのものや業界そのもののポジションをずらし、越境する「新市場創造アプローチ」が求められる。
企業は、全く異なる業界のことを、もっと模倣すべき。
●ニーズに応えることで支持を集める従来型アプローチでなく、生活者が企業のビジョンやブランドに共感し、自ら歩み寄ってくる関係の構築が必要である。
●競合他社との比較を通じた「相対アプローチ」から、その企業ならではの信念や理念に基づいた「絶対アプローチ」が必要である。
●「ベネフィット訴求型」から「ビジョン訴求型」「スピリッツ共感型」への転換。
●企業がスピリッツ共感型であるためには、生活者に対してだけでなく、まずは従業員にビジョンやスピリッツの共感をはかるべき。
●生活者にニーズを問いかけても、なんの手がかりも得られない。最大の原因は、生活者たちが「自分が欲しているものを自覚していない」から。
●「ニーズ」も例外ではない。95%は無意識。表層的な調査を何度重ねても、新しい手がかりはほとんど得られない。
●数字の対極にあるのは、「なんとなく」や「そんな気がする」という意識、つまり「勘」である。
●人間の勘には経験値や感覚知というものが全て含まれている。
●勘とは、身体的な経験やノウハウがありながら言語化できない状態を指す。
●「アフリカの靴屋」というマーケティングの古典で有名な話。アフリカの未開の地に靴を売り込みに行った二人。靴を履く文化がなく、一人は「ここでは絶対に靴なんて売れない」、もう一人は「こんなに靴を売り込めるチャンスはない」。
●数字や言語を超えたところにある勘に注目する必要がある。つまり、生活者の一人として、自分たちの非言語領域に照らしてみること。
ビジネスエスノグラフィ。「フィールドワークによる観察」と「解釈」によって、他者を理解しようとするアプローチ。
●生活者は、企業がもっているストーリー、社会や自分たちの生活の中にあるストーリーとの連動性を重視する。つまり、文脈やコンセプトといった暗黙知を消費するのである。
●フレキシブルプロセス。とりあえず、プロジェクトをスタートさせてみて、あとは市場の反応などを参考にしながら、より高い効果を生み出せるように工夫を重ねていく。
●OST(Open Space Technology)という大人数のワークショップ手法。特徴は、全てを参加者が決めること。
●「モノからコトへ」。短期中心のインパクト志向から、中長期を見据えたサステナブル志向への転換。
●注目されているのが、異業種企業間でのジョイントプロジェクト。一社で全てを抱え込むのではなく、企業同士が互いのノウハウや資産を持ち寄ることで、「モノ」と「コト」をうまく結びつけ、新しい価値を創出する。
●「下」のアイデアはビジネスの最前線のリアルな声ではあり、現場の小さな改善や、商品やサービスの充実にはプラスになっても、企業経営にプラスのインパクトを与える程のアイデアにはなりにくい。企業経営を好転させるくらいのアイデアは、単なるボトムアップでなく、「上」からの舵取りも必要。今の経済状況に対応できる組織は、ボトムアップでも、トップダウンでもなく、「共創型組織」である。
●「口に2画」ゲーム。
●共創型ミーティング空間「アイデアラボ」。時間軸で、「気持ちの切り替え」「スタートアップ」「発散」「リフレッシュ」「収束」の5つのフェーズから構成される。
●共創型の企業は、社員のモチベーションを高いまま維持できる。社員が経営やビジネスに自発的に参画するようになり、社員と会社の一体感が生まれやすくなる。つまり、「社員に好かれる会社」に近づく。そもそも、内部の社員に好かれない企業が、外部の生活社に好かれるはずがない。
●プライベートを持ち込むというより、交えると言った方が適切。公私混同から「公私混合」へ。
●「そもそも発想」。物事の「そもそも」の部分から考えるようになり始めている。そもそも発想は、想いもよらない「しあわせ」を発見する重要な行為である。
●そもそも発想をもち、現状の前提に疑問を持ち続けることが、これからの時代はとても重要である。
●「合」を導き出すためには既存の前提を「そもそも発想」で疑い、その上で新たな前提を立てる。これを「リフレーミング」という。
●7つの不可思議前提の構造とリフレーミング視点を整理すると、コミュニティ力、越境力、スピリッツ力、無意識力、フレキシブル力、共創力、公私混合力という「合」の力が求められる。
●記号が生活者に「しあわせ」を与える存在ではない。生活者は企業から「しあわせ」を与えてもらおうとは思っていない。「しあわせ」は「提供」するものではなく、生活者と「共創」するもの。B to Cでなく、B with Cという関係性。
●企業は、それぞれ独自の「しあわせ観」に沿って活動し、生活者と共創しながら「しあわせ」の構築をする。利益の最大化が企業にとってのゴールでなく、「しあわせ」の最大化が究極の目標となっていく。このような「志」をもった企業こそが生活者の共感を獲得し、長く生き残っていくことになる。
●「しあわせ」は、人々の志を合わせた「志合わせ」とも書くことができる。


2011年11月8日火曜日

TOKYO DESIGNERS WEEK 2011

TOKYO DESIGNERS WEEK 2011 ( http://www.tdwa.com/ )

刺激的な空間でした。
刺激的だけでなく、家族にとっても楽しめる空間であり、デザインは一部の方だけのアプローチでなく、また、デザインはオシャレという狭義の意味合いでないことを家族で共有できて、とても有意義に過ごすことができました。

●入り口

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●NTTドコモ

最近のデザイン関連のイベントでは定番になりつつある、「docomo Palette UI」。
今回は、8色のスタイルブックまで準備され、前回以上にメッセージ性の高いブースに仕上がっていました。

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福石猫

園山春二さんが丸い石に描いている猫。
かわいくて、ついつい立ち止まっちゃいました。3回撫でるといいことがあると言われ、家族全員でナデナデ。

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WOOD BLOCK

4種類の樹からできたブロック。肌触りが優しいブロックでした。

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●ACTUS

日本の平均的な居住空間をレイアウトし直した作品。入り口にあった落書きが心温まる空間を演出。ブースの中では一番インパクトがあったのが、この落書きというか、手書きのメッセージでした。

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●nano block

受験シーズンに向けて必勝祈願の「だるま」がリリースされるらしいです。
また、全員にワニのブロックをプレゼント。家族3人全員で貰っちゃったので、今、家にはワニが3匹います。

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●TOTO

「minamo」という作品を展示。トイレという空間を表現したのではなく、トイレに欠かせない「水」という存在の一部としてトイレが存在することを表現したように感じた作品。

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おたま

最高にかわいかったのが「おたま」。
自分用として緑のおたま、娘用として水色のおたまを購入。癒されます♪

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顔文字用回転スタンプ「kaoiro」

思わず、笑っちゃいました♪
アナログ感満載のこういう作品、好きです。

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●影が泳ぐ金魚

一言で表現すると「きれい」な作品でした。
水族館好きの僕には、ずっと見ていても飽きない作品。

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●ARを活用した作品

娘が描いた絵がスクリーン場をフワフワと流れて映し出されれていました。
AR三兄弟の影響で、AR漬けになっている娘は「いつものと同じか・・・」という表情だったのが印象的でした。

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この他にもステキな作品が多々ありましたが、この辺りで一旦止めておきます。

2011年11月6日日曜日

DVD『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』

自分を犠牲にしている限り、人に優しくはできない。
自分を犠牲にしている限り、自分に夢中になり、視界が狭くなってしまう。
自分では犠牲者だと思っているが、実は加害者になっているという辛い現実。
忙しさは、心を亡くしてしまう。その言葉のとおりに。

毎日に追われることなく、未来を描いて、そして、諦めなければ叶うことを教えてくれた作品。

ハッピーエンドでよかった♪
・・・と言うか、松下奈緒、かわいすぎ♪


��DVDを観ながらのメモ>

自主映画の結婚式の撮影で出会った、慶太とさやか。
高台で満天の星空を眺める二人。
星空のデートの後は、青空の海をバイクでデート。
手作りケーキで、クリスマスイブを二人で祝う。
そして、バイクの後ろに座っている彼女が「アイシテル」と伝える。

卒業旅行で憧れのサクラダファミリアに。
設計図より大切な思いの予想図。
そして、10年後に、再度、サクラダファミリアに来ることを約束した二人。

大学を卒業して就職した二人。
慶太は希望どおり建築業界に。さやかは出版社を諦めて一旦は事務職になるが、慶太の後押しで、夢の出版社に転職。そんな慶太が一言。「思いが強ければ何でも叶うんだね。これからも描いていこう、思いの予想図。」

二人の未来が順調になったその時、慶太がスペインに行くことに。
友人の結婚式の後、慶太がスペインに行くことを断ると、さやかに伝える。さやかと離れることが不安だと素直に伝える慶太。さやかは、慶太の夢を叶えさせようと、敢えて、辛い一言を口にする。
そして、ケータイのメモリーからも慶太のアドレスを消去。慶太からの連絡を待つのが辛くて電話番号も変えた。慶太と離れて5年の月日が流れる。

恋の叶う花火を作る花火師。取材を拒否する一方、家族からは、家族を大切にしない花火師として非難される存在。お互いに諦めが悪い二人。いや、編集長含めて三人。
忙しさに自分や、自分を大切に思ってくれる人を失ってしまっている、さやか。

さやかに、病気の事実より伝えたいことがある母。後悔しないで生きてほしいという母の思い。
大切なことができたら、ちゃんと相手に伝えることが大切との母からのメッセージ。

さやかから花火師に。「大切なことって、言えるチャンスが少ないんですよね。」
花火師の記事が掲載された後、スペインに旅立つ、さやか。
スペインですれ違う二人。誤解を抱きながら帰国する、さやか。

BAY QUATERでの花火大会。恋が叶う花火。
そこで、花火師と家族が一緒に、そして、さやかと慶太も再会。
さやか「どうして?」、慶太「花火を見に来たんだ。一番、好きな人と見るために。もう一度、一緒に見に行かないか、サクラダファミリア。」、さやか「それだけじゃ、嫌だ」、慶太「うん。一緒に手をつないで。」



未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~【通常版】 [DVD]/松下奈緒,竹財輝之助

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2011年10月25日火曜日

『働かないひと。』(著:左京泰明さん)

昨年、仕事を通じて知り合った、シブヤ大学の左京学長さん。




仕事の時は、左京学長さんにインタビューをし、以下の思い&想いを拝聴した。
「シブヤ大学を設立した理由は、自分が一人の生活者・生徒として、まだまだ、知りたいことや学びたいことがたくさんあったから。」
「渋谷は影響力がある街なので、渋谷で変化を起こせば、日本が変わると思ったので。」
「シブヤ大学は、スタッフ(講師)と生徒の関係が循環しています。参加者がスタッフ(講師)にもなれるように、場に“余白”を残しておくことで、主体性ある行動や共創の意識が生まれてきます。余白は、自主性を促し、お互いの信頼を生みます。」

その左京学長さんがインタビュアーとなって、30代で活躍されている10名にインタビューを通じ「仕事」「働くこと」を探求した一冊。

一昨年、市場トレンドの中で「シェア」が広がるという予想の中、仕事の一環として「共創」をテーマに活動し始めましたが、自分が共創の中に飛び込んだ途端、仕事が「私事」に、そして、「志事」に変わった体験の連続
「会社のため」の仕事が、「自分のため」の仕事(私事)に変わり、そして、多くの方々と繋がることで、知らないことを知り、自分が成長する実感が得られ、やりたい事(志事)が見つかり始めた、この2年。すべては、偶然が必然になり、それが同時多発的に起こっていることで「共創」になることを体感。セレンディピティとシンクロニシティが「共創」を導き、結果として、自分自身が成長・拡張し、それが、さらに一歩踏み出す力となり、次のセレンディピティを生み出す。そして、自分が成長・拡張し続け、他人とは違う自分が創造され、パーソナルブランディングがされる。
こうやって言葉にすると、キレイな言葉が並んでしまいますが、自分のキモチに近い表現を使うとすれば、「!の連続」

10名の方々へのインタビューでありながら、自分を見つ直すことができた一冊でした。
ありがとうございました。




<ホスト 手塚真輝さん>

●全く自分に向いていないこの世界にいた方が、4年間大学で専門知識を学ぶよりも、自分にとってプラスになるんじゃないかと思った。
●今頑張る先にあるのは、お金だったり、世の中の人のため、って言う人もいるけど、俺の場合は自分自身が成長できるかどうか。
●しかも結果的に、そうやって周りを成長させることが、自分の成長にもつながるし。
●ずっとテーマである「自分の成長のために今やりたいことは」っていうと、店で働く一人ひとりに成長のきっかけを作ることだと思うんだよね。

<アートディレクター 寄藤文平さん>

●そもそも、仕事で何かやりたいって思うこと自体が、30代の気分なのかもって感じがするんです。
●30歳くらいだとまだまだ分からないことの方が多いから、あれもやってみたいとか、これも経験したいとか、もっと分かりたいっていう感覚が強い。
「人のため」の仕事を、「自分のため」の仕事に変える。誰にでもできることをきちんとやる。それが自分らしいっていうのが分かる時期があって、その時は自分の中で考え方がかなり変わったし、そこが境目ですね。
●力のある人と仕事をすると、「自分はちゃんとできるようになっている」っていう実感も湧いてくるし、自分に要求されていることのちょっと先が読めるようになる。
●仕事っていうのは、基本的に問題を解決するためのものだと思う。働いて仕事をするということは、そもそも問題提起じゃなくて、必ず何かを解決するために動いている。
●やりたいことが見つからない人。「やりたいことが見つからない」って言われたら、今の仕事をちゃんとやりなよって答えます。
●仕事でもちょっと大変なことをやると面倒だけど、超大変なことをやると逆にモチベーションが上がったりしますよね。いっそ、やりますか!っていう、あの感覚が重要だと思っています。

<チームラボ株式会社代表取締役社長 猪子寿之さん>

●日本が世界で勝負するためには、まずはテクノロジーオリエンテッドであることは欠かせないと思っていて、チームラボでも自分たちの技術を世界から買ってもらいたいと思っている。
●iPhoneにしてもWiiにしても、どこまでがテクノロジーで、どこまでがデザインなのか全くわからない。そこが面白いし、それが今受け入れられているもの。
自分がこの人「やばいなぁ」という思う人に「やばい!」って言われたいんだよね。
自分が好きな仲間と目標を共有し、さらにプロセスを共有する。そのプロセスを共有するところで、一番幸せを感じている気がしている。
●ファミコングラフィック。ドラクエの森。主観で真横から描いている。アメリカのゲーム「ウルティマ」は客観で森を真上から描いてる。客観主義でない美術表現や価値観といったものと、情報化社会の相性がすごく良くなってきている。

<株式会社マザーハウス代表取締役 山口絵理子さん>

●何か大きな決断をしなくちゃいけない時は、結局いつも「何のために生まれてきたのか」っていうところに戻ってきてしまうんです。
●他人からの評価とか社会的なポジションを頼りに生きていると、自分をもっていない人間になってしまう。
●最終的に彼らが教えてくれたんですよ。
●やっぱり、最終的には自分の声に従うことが大切だと思うんですよ。
●実は一企業の活動が援助よりもたくさんの人の笑顔を作るんじゃないか。
「それって面白いよね」っていうところに、スタッフみんなのやる気があると思うんですよね。
日本でも、一歩踏み出せばきっとたくさんの人に影響を与えられる環境があるのに、っていう気がします。

<天文学者 小久保英一郎さん>

●僕は小さい頃に不思議だなと思ったことをそのまま研究テーマにしているんです。
●自分の仕事というものは、社会の中での役割分担なんだ。
●頭だけを使っていると、だんだん思考が腐ってくるんです。僕の場合は、頭を使った分だけ、同じように身体を動かさないと健康な思考でいられないんですね。
●僕は見たことがないものを見るとか、知らないことを知ることにやりがいを感じています。

<文筆家 伊勢華子さん>

●暗い井戸をひたすら掘り続けていたら、ある日、突然、光が見えた。よく目を凝らしてみたら、そこはみんなと通じる泉でした。
●ひとつのことを貫くのも大変だから。自分がこれだと思ったもの以外は、全くといっていい程、動かない。中途半端に関わるのは無責任にもなっちゃうもんね。
●今の私を成り立たせてくれている、かけがいのない人のこと。彼らに、どれだけのものを私は恩返しをできるかなって。もちろん大きな意味では、人はつながっているから自分がしてもらったことを誰かに同じようにしてあげればいいのかもしれないけどね。
●些細なことだけれども、こんな小さな奇跡が全ての始まりのような気がしたよ。
●大学院が窮屈になった。直感でいいなと思うことを、当たり前だけれど言ってはいけなくて。
●やりたいこと、好きなことがあるだけで、充分、素質があると思うの。もしここに続きがあるとしたら、その好きなことをいかに続けられるかが才能かなって。

<ブックディレクター 幅允孝さん>

●インタビューしている内に彼らの言うライフスタイルの提案は、食・旅・デザイン・アートの4つの柱だということがだんだんクリアになってきたんです。じゃあ、その4つだけを徹底的に深く集めるようなお店にしようっていうことになりました。そこで初めて、本棚を編集するという行為が起こったわけですよね。
●そのお店が提案するものであれば何でもよかったのかなと思います。つまり、そこにお金を落とすことで、お店と一体化したいという欲で消費行動をしていると思うんですよ。
●そんな感じで「どんどん、仕事になっちゃった」っていうのが正確なところですね。なんとなくこういうことはやりたいかなとは思っていたんですけど、とりあえず面倒くさがらずにやってみたんです。何でもトライしていたら、自分の仕事をいつの間にか自分で発明していたという感じなんです。
今の仕事をできているのは、一言でいうと「他人」の力が大きい。要は全てがコミュニケーション力だと思っているんです。
●基本的に、うちの会社は今でもそうなんですけど、営業職ってないんですよね。つまり、形式ばった営業をしたことが全くないんですよ。じゃあ、何をするかというと、人と話すんですよ。
●つまり、仕上がり具合をイメージすることがすごく重要だと思いますね。例えば、自分が3年後とか5年後に、どう仕上がっていたいのかを、イメージするんです。
●なぜ成り立つのかというと自分自身の言葉でお勧めしているから。
●「自発的」って、絶対これからの言葉だなって思っているんですよ。2000年代後半は自発的に、自分から進んで責任を持ってやれるかどうか。
●好きだけだとやっぱりできないんですよね。視点をたくさん導入しなくちゃいけない。
●自分が好きなものを言い続けることも大切です。
●僕が欲しいのは朝起きる理由だけですね。こんな楽しそうなことがあるかもしれないとか、こんな人に会えるかもしれないとか、朝起きる理由が欲しくて、仕事やっているようなものなんです。

<株式会社音別代表取締役 本城慎之介さん>

●子供が成長する姿をそばで感じていると「俺はこの1ヶ月間とか半年間で、どれだけの試行錯誤をして成長したのだろうか?」と真剣に考えて焦っちゃうんです。
●僕にとって大事にしたいのは「成長」です。成長することをなぜ大切にしたいかというと「かっこいい」からなんです。
●「夢は何ですか?」って聞かれた時は「かっこいい大人を増やすことです」って答えているんです。社会をかっこいい大人で増やしていって、その中のひとりとして自分もかっこよくなりたい。じゃあ、「かっこいい」というのはどういうことか、それは、子供に真似されたいことかどうかということです。
「成功より成長」っていつも言っているんですけど、常に、成長したいかなとか、挑戦したいなって意識している。
●自分の成長と社会の成長が何らかの形でつながればいいなと思っているんです。僕たちはどうしたって、社会の中でしか生きている訳で、社会と離れて生きられないんですから。
●「正しい答え」というのは実は一時的なものが多いと思うんです。多くの人が支持する答えっていうのも時代と共に変わっていく。答えそのものよりも、どういう理由でそう思うのかっていうことがすごく大事。
●ものすごくがんばれとは言わないけど、「1.1」の仕事を少しずつ重ねていくことで、それがいつか大きな成長として、自分自身を成長させるし、世の中にも貢献できる。その逆で「こんなもんでいいかな」っていう「0.9」の仕事やコミュニケーションを続けると、その成果や関係は限りなく「0」に近づいていくんじゃないかなと思うんです。
●永遠に次の世代へとバトンリレーするために、人はみんな一生懸命がんばっているんだ。だから、ゴールすることではなくて、バトンを持って走ること、つなげていくことが僕の仕事だと思っています。

<ASOBOT Inc.代表取締役 伊藤剛さん>

●そもそも、地位とか名誉とか、英語で言うところの「what」の部分にはあまりこだわりたくはないと思っています。所有欲は、自分の可能性を狭めると思うから。
●「what」よりも「how」。基本的に「どうしたいのか」「どういうふうに生きていきたいのか」っていうことを大切にしたい。
●血がつながっていない仕事仲間や友人に対して親身になれたり、一緒に何かできるっていうのは「人の営み」という意味ですごい尊いことだと思う。
●僕にとって仕事仲間は、ある意味で「共犯者」みたいなところがあって、みんなが集まれる場所作りをすることで、より多くの共犯者、同志を探している。
●僕は僕の役割として他の人ができないことを代わりにやっているだけ。
「ライス・ワーク」と「ライフ・ワーク」のバランスを考えるってことですね。食べてくための仕事と人生をかけてやる仕事。
●メンバーそれぞれの持っているモチベーションにどう翻訳してあげるか。それが経営者としての一番の仕事。そのために、それぞれが担当している仕事一つひとつに「自分自身のミッション」を各自で設定してもらっています。
●大きな意味で「この時代に生きている役割」を見つけられたらいいなと。いつかは死んじゃう訳ですけど、生まれたからにはこの時代に何かを作ることができる。「ここまでは何とか考えてみたから、後はよろしく」みたいな感じで、バトンを次の世代に渡すイメージ。

<働き方研究家 西村佳哲さん>

●例えば、『パタゴニア』。やっぱり、働き方が違う。なんていうか、働き方について考えられることは全て考え、実践しようという感じでした。
●働き方におけるコミュニケーションという点でも、生産の世界で求められるものは効率、創造の世界で求められるのは効果です。
●僕自身の人生を振り返ってみても20代や30代の重要な出会いは、ほとんど偶然なんですね。重要なことの大半は偶然から起こっているなと考えて、僕は偶然を信用しています。本人からしてみると必然性のないような偶然が、他の人から見ると、「いや、当然でしょ」みたいなことがある。
●「自分」は社会と自分自身の仲介役みたいな存在な訳です。
仕事というのは、究極的な意味では、自分自身を仕事にすることなんです。「西村佳哲」っていう仕事をしているんだという状態にし続けることが、僕の「自分の仕事」なんです。究極的には、他の誰でもない西村佳哲であることが価値を持ち、社会の中で機能することを目指すんだと思うんです。つまり、仕事というものは、その職業に就いて終わりということではなくて、生涯を通じて自分になるということなんです。





2011年10月24日月曜日

DVD『火の鳥〜未来編〜』

原因と結果。偶然は必然。死で終わりでなく、その次に生がある。
すべては因果応報。
ただし、長く待つ時間を許容しない限り、気付けない。
長く待つ時間を楽しむことができれば、セレンディピティもシンクロニシティも感じることができるんだと教えてくれる作品でした。


火の鳥 未来編 [DVD]/竹下景子,松本保典,小村哲生

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DVD『火の鳥〜太陽編〜』

『もののけ姫』と同じ感想を抱いた『火の鳥~太陽編~』。
神事と仏教のどちらを選択するか。古き良き神事を守るか、新しい仏教を採用し、新しい国づくりを進めるか。
火の鳥曰く、「神も仏も人間が作り出したもの。お互いに正しい価値同士。なので、どちらが良いかを選択できない。」
ただし、最終的には未来を作るのは「新しい体験」を通じた成長。過去を継承する方が味方も多いし、楽。ただし、最終的には未来を創る責任を負うと、答えは絞られることを感じた作品でした。

火の鳥 太陽編・前編 [DVD]/竹下景子,松本保典,小村哲生

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2011年10月10日月曜日

『ヘコむな、この10年が面白い!』

社長から借りた『ヘコむな、この10年が面白い!』を読了。

この本は、amadanaを展開するリアル・フリートの熊本社長からウチの社長へのプレゼント。
「ビジネスの究極は安く仕入れて(作って)、高く売ることです。高く売るためにはマーケティングで商品の価値を高め、あるいはブランディングで企業のブランド価値を高めることです。」という一節からメッセージを痛切に感じます。スペック競争からの脱却、「モノづくり」から「コト興し」への変革が急務。この変革を楽しんでいきます。


<気になったキーワード>
「モノづくり」から「コト興し」へ
●著者(小寺圭さん)の主張
 ①日本は「モノづくり」国家から脱却すること
 ②日本は「事業化」を通した「コト興し」の国に変わること
 ③日本は「環境ビジネス」の分野で世界をリードする国になること
●モノづくりだけを孤立化させずに、産業化できるための体制づくりをやらなければなりません。そうでないと、日本は世界一の下請け工業国に成り下がってしまいます。
●モノづくりは欧州から米国、そして日本に移り、それが中国やブラジル、やがてインドやインドネシアに移っていく。極めて自然なことです。
●モノづくりとは産業革命そのものであり、現在我々が住む世界はポスト産業革命の時代に移ろうとしているのです。
技術移転しようがしまいが、盗まれる技術は盗まれます。
●カンバン方式といえども、中国での大量生産にはかなわなくなったのが現実であり、最近はカンバン方式という言葉さえも色褪せ、死語になってしまった観があります。
●「コモディティ化」とは、誰が作ってもほぼ同じような性能や機能を持たせられる、というほどの意味です。
●今のパソコンは誰が作っても「五十歩百歩」、どのブランドでも「大同小異」ということになります。
●いったんコモディティ化した商品は、それはそれと割り切って、中国の設計や製品開発・製造をうまく使うことを考えるべきです。
●ビジネスの究極は安く仕入れて(作って)、高く売ることです。高く売るためにはマーケティングで商品の価値を高め、あるいはブランディングで企業のブランド価値を高めることです。
問題は、日本の企業は他人や他社を使うことが実に下手なことです。よくいわれるコミュニケーション能力の不足です。
●どうして日本のエンジニアは日本生産にこだわるのでしょうか。いえ、消費者もそうです。メイド・イン・ジャパン信仰は日本の消費者心理にまだまだ残っています。「日本製だから高くて当たり前」と思っている人がいかに多いことでしょう。そういう消費者のモノに対する感覚が日本のガラパゴス化をよりいっそう後押ししたともいえます。
日本も大変なプロセス重視の国です。米・韓は明らかに結果重視の思想が根付いており、また、中国も米・韓以上に結果主義の国なのです。
●クリエイティブな技術あるいは新しいコンセプトの商品に関しては日本はまだまだ先を行っていますし、何十年あとでも中国の先を歩いていなければなりません。ですから、すぐにコモディティ化してしまうような商品の設計などに、日本のコストの高いエンジニアのパワーを使うのはもったいないですし、経営的にもまったく非合理的な話です。そうではなくて、それらの人材、能力や時間をクリエイティブなアイデアや新しい技術の開発に使うべきであるといいたいのです。
●技術の進歩はエンジニアの想像をも凌駕して進んでいく。
どんな業界にあってもパラダイム(価値観)はシフトするのです。
●日本人はとにもかくにも、数字を大変気にする国民なのです。
●「さらば、モノづくり」。これを唱え始めて、日本の将来への扉が開かれます。
●「環境革命」が次の10年の主戦場になります。
●一企業の中で社長に上り詰めようと考えている人こそ起業家には最もふさわしくない人ということ。
●急成長企業で、ものごとを民主的な合議制で何段階もの会議を経て決めている会社などありません。
国内で行われるセミナーなどにしても同じで、内容に関係のない部署の人たちが来て、「勉強」をして帰るので、セミナーの内容が実際の投資に役立つことは稀です。
●「環境問題」という発想そのものがおかしく、「環境政策」あるいは「環境革命」という言い方の方がふさわしいでしょう。そこにかかる費用は勘定項目でいえば、「コスト」ではなく、「インベストメント(投資)」の項目に入るべきものでしょう。
●戦後ゼロからの復興を遂げた日本は、「ゼロベース」のスタートを得意としていたはずです。
●技術は現場を持たなければ発展させることはできません。
●再生可能エネルギーは、一度化石燃料にとって代われば、ほとんど半永久的に地球の存在する限り続くでしょう。なぜなら、それに代わりうるものを誰も思いつかないからです。
●多くの場合、モノは作られることによってその価値が生まれるのではなく、そのモノが売られることによって初めてその価値が対価をともなって体現されます。すなわち、モノは今や、作られる過程よりも、売られる過程においてその価値が高められるのです。
●売るための構造・仕組みを作ることが最も付加価値を高め、企業の利益につながるのです。その仕組みづくりこそが、私の言う「事業化」です。
●様々な「事業化」を通した経済活性化の策を、私は「コト興し」と総称したいと思います。
サービスには価値があり、それは売るものです。タダで提供するものではありません。サービスの価値はマーケティングやブランディングでいくらでも向上させることができます。
●マーケティングには「付加価値の創造」のほかに、「ニーズ(消費者の求めるもの)の掘り起こし」という、さらに重要な役目があります。
●日本の企業は少し業績が悪化すると、最初に削減するのがマーケティングに関わる経費であり、広告費などもいとも簡単にカットします。ところがサムスンは、マーケティングの経費削減は最後の手段と決めています。徹底したマーケティング主導の会社なのです。
●真のマーケティングとはニーズを掴むことだけでは不十分で、そのニーズを商品に具現化させなければならない。マーケティングに携わる者はエンジニアに商品化をさせるための説得力を身につけなければならず、さらにマネージメントに関わる者は社内事情にとらわれずに、市場の欲するものを出す勇気を持たなければならない。
●コト興しの課題の1番目は、モノとサービスを結びつけた事業構造を作ることです。わかりやすい例でいえば、アメリカのアップル社の事業構造です。
●コト興しの2番目の課題は、いかにして自社の事業領域を越え、特定産業の壁を越える発想を可能にさせるかということです。
●周りの人を味方につけるには、自分自身をマーケティングすることが大事です。つまり、自分の持つ固有の価値を正確に把握し、十分に理解して、その付加価値を高めることです。このことを実践すれば、自ずとそれを評価してくれる多くの人々に出会うことができるでしょう。


ヘコむな、この10年が面白い!/小寺 圭

�1,500
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2011年9月4日日曜日

DVD『火の鳥〜異形編〜』

DVD『火の鳥 DVD BOX 上巻』を購入。僅か、1155円(税込)。

「黎明編」「異形編」「復活篇」が収録されており、今回は「異形編」を視聴。

罪の大きさは、大小関係なく、同じ償いが課せられる。
ただし、償いを通じた心境の変化の大小により、決して消えることのない罪を伴えながら、新しい可能性を探求することも許されることもある。この新しい可能性は「本質」とも置き換えられるのかな?と感じた作品でした。

火の鳥 復活編・異形編 [DVD]/竹下景子,松本保典,小村哲生

�6,300
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2011年8月22日月曜日

DVD『火の鳥〜黎明編〜』

DVD『火の鳥 DVD BOX 上巻』を購入。僅か、1155円(税込)。

学生時代に、ハードカバーの『火の鳥~黎明編~』を読んだ体験が忠実に蘇る内容。
手塚治虫の「生と死」に対する投げかけを感じる作品です。

人は生まれて死ぬだけ、ただし、命は途絶えることなく、受け継がれていく。
限りある時間(人生)の中で、自分にしかできないこと、自分がやりたいことを考えさせられます。


火の鳥 黎明編・前編 [DVD]/竹下景子,松本保典,小村哲生

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2011年8月21日日曜日

『ブランドデザインが会社を救う!』

コボのボブさんに頂戴した『ブランドデザインが会社を救う!』。
流し読みしただけでもステキな内容が伝わってきたので、頂戴した本は会社のチームメンバーにプレゼントし、自分で購入し、じっくりと時間をかけて読了。

ボブさんのステキな人柄を改めて知ると共に、人が「ブランド」を作っていること、また、
ものづくりの会社は「もの」で「もの」を言うべきという、メーカとして逃げてはいけないという姿勢を学びました。
「モノの価値」「コトの価値」を踏まえた上で、モノ作りのメーカは「モノ」で勝負すべきというボブさんからのエールを具現化し、ボブさんに紹介したいものです。

また、「Thinking out of the BOX」
業界の内側と外側を意識して活動を進めてきた、この数年でしたが、最近は、内側にどっぷりつかり気味な日々が続いているので「箱」から飛び出て、色々な方々と繋がり、色々と学びながら、未来を企てていくようにします!


��印象に残ったキーワード>
●ライバルに勝てる競争力をつけるには、プラスアルファが必要だ。それが「ブランドデザイン」である。
商品からブランドは自然に生まれる。
●ブランドは会社が所有するものではない。ブランドというものは、客の頭の中に存在しているにすぎない。
●日本のものづくりの中でブランドを作っていくのに一番大事なことは、まずモノのデザインだ。もちろん、宣伝とか、広報活動は欠かせない存在だが、最初は「モノ」を考えるべきだ。
●一般の人にとっては、人間くさいブランドほど親しみやすい。それは、会社のトップの認知度の高い方が親しみを持ちやすい、ということだ。
●僕が会った日本人の経営者や役員の中には、会社の顔としてもっと世間に顔を出せばいい、と思える人がかなりいる。こういうやり方は日本の会社にとって苦手だとわかっているが、せっかくいい人材がいるのなら、フルに活かすべきだ。
●ブランドづくりに際しては、「Everything matters」ということが、よく言われる。
●本当のブランド作りは、そこまでやるべきなのだ。
●ブランドを作るには、トップ・ダウンでもなく、ボトム・アップでもない。「トップ・ファースト」というやり方がいい。トップ・ファーストというのは簡単に言うと、会社のトップがブランディングに価値がないと思うのだったら、ブランドは作れないということだ。
●ブランディングをわかっていると思い込んでいる人が多いが、本当は理解していない場合はが多い。
●一番強いブランドでは、平社員までブランド意識が徹底する。
Thinking out of the BOX
 日本のものづくりの会社は、ブランディングをするとき、自分が入っている「箱」から出て、もっと広く世の中を考えるべき。
●ブランドデザインのプロセス
 ①あなたは誰? Who are you?
 ②どこへ行きたいか? Where do you want to go?
 ③どうやって行くか? How to get there?
●最低でもブランディング活動には3年くらいはかけるべきである。
日本のものづくりの会社は、自分がやっている狭い範囲での情報なら、皆、かなりの量をもっているようだ。たとえば、ライバル会社とその会社の商品についてはよく調べる傾向がある。
いわゆるミクロレベルの情報を集めるのが得意なのだ。
The Big Picture
外のチェンジが、社内のチェンジよりも早く進んでいるように見えるなら、自分の会社の終わりは近い。
●イベントでは、自分の会社の内向きのゴールを達成するよりも、客を満足させた方がいいだろう。



ブランドデザインが会社を救う! (ダイム・ブックス)/ボブ スリーヴァ

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2011年8月1日月曜日

DVD『アマルフィ 女神の報酬』

映画『アンダルシア 女神の報復』を観たので、
『アマルフィ 女神の報酬』を観なくては・・・という動機で。

織田裕二・佐藤浩市のかっこよさと、イタリアの風景の素晴らしさが印象に残る作品。


アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション [DVD]/織田裕二,天海祐希,戸田恵梨香

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2011年7月21日木曜日

DVD『タイヨウのうた』

DVD『タイヨウのうた』を鑑賞。
純粋に泣けました。

思春期の純粋に相手を想うキモチ、そして、それが叶わない切なさ等、色々な思いと想いが重なり、最後のシーンでは涙が溢れてしまいました。
ステキな作品でした。


<鑑賞しながらのツイート>
http://twitter.com/katuhiko0821

●自宅の窓辺から片想いの彼を眺めるドキドキ。これも胸キュン♪
●紫外線に当たると死んでしまう主人公。片想いの彼の日中の姿をビデオを片手に、夜の同じ道で見ながら散歩。切なくて、ドキドキするAR。
●スクーターで鎌倉から横浜まで。みなとみらい、中華街、横浜のビブレ。高校時代の思い出が蘇ります。で、YUIがビブレ前でストリートライブ。
●ジュース一杯で口を割る親友。この安さがいいね♪
●CD制作をOKしたところで、今日は終了。続きは明日。おやすみなさい。
●色素性乾皮症(XP)の影響で神経障害が発症。CD制作をOKしたばかりなのに、指が痺れてギターがひけなくなるなんて...。かわいそすぎる...。
●ギターが弾けなくなっても、歌は歌える。「私、歌うから」という健気さ。孝治同様、涙しか出てこないです...。
●レコーディングの後、孝治が「きっと将来は大スターですよ」と。将来を一緒に過ごす期待も込めた一言。
「私、死ぬまで生きるんだから」という強い一言。神経障害がひどくなってきた彼女だけでなく、僕も一緒。励まされた。
●彼女が死んじゃった...。
●FMラジオから彼女の歌が流れてきた。恥ずかしいけど、涙がどっと流れてます。感動。


タイヨウのうた スタンダード・エディション [DVD]/YUI,塚本高史,麻木久仁子

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2011年7月20日水曜日

映画『アンダルシア 女神の報復』

映画『アンダルシア 女神の報復』を鑑賞しました。

『東京ラブストーリー』や『波の数だけ抱きしめて』などで好きになった織田裕二さん主演ということもあり鑑賞したのですが、当時のイメージと一変して大人なキャラクターで時代の流れを感じました。
僕自身も年を重ねたんですね。確かに『東京ラブストーリー』は高校3年生の頃。今、38歳。20年前の作品,,,。

で、『アンダルシア 女神の報復』。

「組織」と「個人」を考えさせられる作品でした。

組織の浄化を志し行動するも、その組織は守ってくれない。
でも、自分の志を信じて行動することで、第三者が守ってくれる。
組織は社会の一部でしかないこと。ただし、組織に属する「個人」は社会の一部でもあり、必ずしも、「社会>組織>個人」という構図ではなく、「社会>個人>組織」という構図であることに気づかされた作品でした。

それにしても、アンダルシア州、ステキな場所ですね。
いつか、行ってみたいものです。



映画『アンダルシア 女神の報復』

$岡本克彦のブログ-アンダルシア

2011年7月19日火曜日

DVD『ノルウェイの森』

ほとんど読書をしていなかったので、村上春樹さんや作品の名前は知っていたものの、作品を体験したのは、今回の『ノルウェイの森』のDVDが初めてでした。

「生」と「死」を考えさせられる作品でした。
死以外の選択肢を考え続けることが生きることなのでしょうか。
印象深いのは、主人公の「悲しさから学ぶが、次に来る悲しさに対して、この学びは役に立たない。」という台詞。作品の全てがこの台詞に集約されているとも感じました。

��鑑賞しながらのツイート>
http://twitter.com/katuhiko0821

●「返事が欲しい」という率直な気持ちを伝えたいけど、伝えたい相手の居場所がわからないもどかしさ。
●彼女からの手紙。「今は、まだアナタに会う準備ができていません。アタシを傷つけたのは、アタシ自身なのです」。切ないけど、伝えたいこと。
●みんな、色々な過去を背負って、色々な受け止め方をしながら生きている。明るく振る舞いながらも、辛さを抱いていたり。素直に表現することが如何に難しいことか。
●ハツミさんの一途な、自分では説明できない相手を愛惜しむ気持ち。そして、残念ながら届かない気持ち。死ではない選択肢はないものか...。
●直子「東京で誰かに会っているの?その時には私に話してね」。受け止める優しさ、そして、切なさ。
●僕「俺は、俺なりに生きようと思っている。俺は彼女を見捨てない。だから、俺はもっと強くなる。」
なぜ、人は死を選ぶのだろう?
●僕「悲しさから学ぶが、次に来る悲しさに対して、この学びは役に立たない。」
●僕「月日が経つにつれて、僕と死者の距離は離れていく。木月は永遠に17歳で、直子は永遠に21歳で」・・・未来のために忘却も必要だと思う。


ノルウェイの森 【スペシャル・エディション2枚組】 [DVD]/松山ケンイチ,菊地凛子,水原希子

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2011年7月18日月曜日

『本番力』(和田裕美)

和田裕美さんの『本番力』を読了しました。
これで和田裕美さんの著書は、
『和田裕美の人に好かれる話し方』『今の仕事がつまらないと思ったら読む本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』に続き、4作品目を体験。

どの作品を読んでも、印象に残るのは「事実はひとつ、考え方はふたつ」という「陽転思考」という考え方。

この考え方に何度も救われてきたことか。

「ポジティブシンキング​だよね」と言われ、そうではないんだけど・・・と苦しみ続け、約​1年前に出会った言葉。陽と陰を認識した上での「陽転思考」。決​して、陽だけを見ている訳ではないんです。
改めて「陽転思考」という姿​勢を心がけ、続けていこうと思いました。


<印象に残ったキーワード>
●どんなことがあっても、笑顔でい続けること。
●相手にも自分にも嘘をつかないこと。
目の前のハードルは飛び越えること。
●目の前の事実から、よい側面を見つけること。
●「必ず本番力を身につける」と自分に対してコミットする。
「普段の自分」ではなく「本番の自分」に変えて、あえて普段どおりにやらない。
●プレッシャーがないということは、周りから期待されていないということ。
●勝ち負けに拘らないことが、勝つ秘訣。
自分に嘘をつかず、人が見ていないところでこそ努力する。
●陽転思考を使って、自分に運を引き込む。
●本番の後に待ち受けている「ゴール」を具体的にイメージする。
●他人は人のことに注意を払っていないもの。気にするだけ損。
単純な言葉に頼り過ぎない。
話すよりも聞く方が、10倍頭を使う。





本番力 ~ 本番に強い人が必ずやっている26の習慣/和田裕美

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2011年7月3日日曜日

『名言セラピー 幕末スペシャル The Revolution!』

知人から借りた『名言セラピー 幕末スペシャル The Revolution!』を読了。

幕末から約150年が経過しても、当時の思いや行動が、今、自分に必要とされるコトばかりで、今より一歩でも前進することを後押ししてくれる一冊。

また、改めて坂本龍馬の“その時代の”異端児ぶり、つまり、「未来の普通」ぶりを感じまくり。
未来思考の坂本龍馬をはじめ、幕末の変革者たちが偶然に繋がるワクワク感。
その時点では「偶然」でも、未来から振り返ると「必然」。
行動したものだけが味わえる「必然だった」という感覚の重要さも改めて知る一冊でした。

「あなただけが、あなたになれる!」という名言、印象深かったです。

あと、「夢に生きるとは、小さな一歩を踏み出し続けること」という名言も。
こちらは、昨晩、会食したシブヤ大学 左京学長の「とにかく、小さな成功体験を掴むことが大切」という言葉が脳裏に浮かびました。


��印象に残ったキーワード>
●その先に行こう。その先で遊ぼう。
●ピンチの時こそ、盛り上がれ。
●志を生きるとき、不幸は不幸ではなく、冒険になる!
●ホントの自分のキモチで行け。それがホンキで生きるということ。
●人の心の中にいる問題児の声を聞け。
●他人のものさしではなく、自分のものさしで生きろ。
あなただけが、あなたになれる!
●欠点と付き合うのではなく、長所と付き合う。
●「自」らを「分」け与える。それが本当の「自分」。
●「優」しい人が、一番「先」に行ける。だから、「優先」。
あなたが変われば、すべてが変わる。
●最高の教育とは相手をリスペクトする気持ち。
●過去には一切執着しない。だって、過ぎ去ったんだぜ。
夢に生きるとは、小さな一歩を踏み出し続けること。
●究極の才能とは、あきらめないこと。
覚悟した瞬間に未来は変わる。
●5年で日本を変えることだってできる!



名言セラピー幕末スペシャル The Revolution!/ひすいこたろう

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2011年6月28日火曜日

DVD『もののけ姫』

『もののけ姫』を鑑賞。
1997年の作品。もう14年も経ったんですね...。
感想を問われても、内容よりもドライブインシアターで観たことしか思い出せなかったのですが、改めて観て、感じることが多々あった作品でした。

前半を観て感じたのは、正解しか選択肢がないクイズを出されているということ。
「生きる」「生き続ける」、「伝統を守る」「変化を受け止める」「変化を創る」という正解だけの選択肢。

答えがあるのか?と自分に問いながらの後半。

「伝統を守る」象徴のシシ神様。
崇高な存在で、森の平和を保っている存在であるにも関わらず、首を切られた途端、姿を変えて、自分の首を探すことに執着し、森を破壊。
「伝統を守る」ことに固執し、逆に、それまで慕ってくれていた方々を不幸に。

その後、もののけ姫(サン)は森に戻り、アシタカはタタラ場に。アシタカの「共に生きよう」という言葉と共に、お互いを尊重し、受け止めて、共生&共創のアプローチに転換。

全てが「現時点」の答えとした時に、「未来」を想像して答えを決める覚悟の重要さ、
また、「変化を創る」ことの大切さ
さらに、その変化はコラボレーション(共生・共創)を通じて創出されることを感じた作品でした。

ソーシャルな時代のイノベーション創出の在り方を予測していた作品なんですかね?



2011年6月19日日曜日

『次世代マーケティングリサーチ』(萩原雅之)

購入してから、だいぶ時間が経過してしまった『次世代マーケティングリサーチ』を読了しました。

マーケティングや商品企画に携わる方々だけでなく、2010年代のライフスタイルを再認識することもできるので、多くの方々に読んでいただきたい一冊です。

$岡本克彦のブログ-次世代マーケティングリサーチ

従来のマーケティングは、生活者の意識を仮説して検証するという、被験者の「意識」を前提とした「仮説・検証型」。
これからは、生活者の行動やソーシャルメディアの発言等を介して、なぜ、そうのような行動になったのかという、行動を通じて生活者の「無意識」を推察する「観察・推察型」にシフト。
リアルタイムに入手できる行動データからインサイトを読み取り、生活者自信も気付かなかったニーズを読み取り、それをカタチにしてサプライズを実現することが求められる。

人間の行動は、「5%の意識」と「95%の無意識」から構成されているので、必然と言えば、必然のアプローチ。

この95%の無意識を可視化する「Scanamind」は、行動観察の結果から導き出される仮説を検証するのに有効なツールであることを再認識。Scanamind、オススメです。


��印象に残ったキーワード>

●Asking(質問する) から Listening(傾聴する)
●マーケティング業界で異彩を放つドゥ・ハウスさん。
●商品開発プロセスに消費者を積極的に巻き込み、消費者のふだんの行動や言葉からその意図や価値を読み解くという新しい消費者理解技術が求められている。
次世代マーケティングリサーチは、消費者同士が会話を行うソーシャルメディアプラットフォームの活用とメガデータの活用が中心となり、それを新しいデバイスやネットワークテクノロジーが支える。これが消費者理解のイノベーション
消費者自信も気づかなかった欲望を読み取ることがインサイトであり、それを形にしてサプライズを実現するのが優れたマーケッターである。
●単に消費する者ではなく、生活する者としてまるごと捉える発想。
●消費者の本当の気持を察する力や、消費者をパートナーとみなす考え方が大切。
●市場シェアをとっていくより、私情シェアをつかむこと。
●市場シェア競争に必要なのは集団の情報だが、私情シェア競争に必要なのは、ひとりひとりの心の中の理解である。
●企業ビジョンで「ナンバーワン企業になる」という会社もあれば、「顧客を理解する企業になる」という会社もある。
●P&Gの根幹となる企業哲学は「Customer is Boss (消費者がボスである)」、そして、企業メッセージは「暮らし感じる、変えていく」。
●近年は、自宅を訪問して観察させてもらったり、ショッピングに同行しながらインタビューするといった、実際の生活に密着したリサーチ手法が増えている。
●生産者(Producer)と消費者(Consumer)が一体化したプロシューマー(Prosumer)
●消費者をターゲットではなく、むしろパートナーと考えるべき。
「消費者はウソをつく」「消費者の記憶はアテにならない」「消費者は言葉で考えない」と考えるべき。
●膨大なデータから「なぜ?」という仮説を発想する力が求められている。
●平均値と外れ値をどう見るか。花王がエスノグラフィを行う場合は、平均的な人を選ぶのではなく、むしろ極端な特性を持つ人(エクストリーマー)を選ぶ。極端な個人にもし共通な特性が見られれば、それこそが普遍的かもしれない。
●ひとりの人間のリアリティを想像し大切にする。
●リアルタイム性が高いほど情報の価値は高まる。ストリーミングや動画のようにデータを語らせる
●人や商品を単独に考えるのではなく、人と人のつながり、人と商品のつながりもデータとして扱う。
●花王では、商品者の家庭を訪問し、シャワーを浴びるところを金津させてもらうことさえある。
●平均から外れた数字や現象があった時には、例外とか異常値として簡単に切り捨てず、それには何か理由があるはずだと考えてみることが重要。自分の常識や当たり前と思っていたことと違う現象に出会った時こそ創造のチャンスだと考えるべき。
●フィリップ・コトラーの『Marketing 3.0』
 Marketing 1.0 製品中心
 Marketing 2.0 顧客志向
 Marketing 3.0 価値主導
 消費者はよりよい世界を求める能動的な人間であり、企業は「選ばれる側」に廻っている。
 だから企業は「ビジョン」を明確にせざるを得ないし、消費者との協働が必要になる。
ミライ・ツイート・カンパニー
●マーケティングリサーチに関わる者なら映画『マイノリティ・リポート』を一度は見ておくべきだ。映画の肝とも言える瞳の虹彩認証による個人識別。例えば、電子看板の前を通ると個人が認識されカスタマイズされる電子広告も登場する。
●企業の思いを消費者に伝えるコストは6兆円であるのに対して、消費者の思いを企業に届けるコストは1700億円にすぎない。
リサーチャー自身が「ソーシャル」であることが求められている。



次世代マーケティングリサーチ/萩原 雅之

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2011年6月16日木曜日

DVD『じゃりン子チエ』

小学校の頃、大好きだった「じゃりン子チエ」。
小学校2年生、3年生の頃だったような気がする。

マンガで読んで、アニメになった時、ここまで「テツ」の声がイメージそのままで、期待を裏切らない演出に感動したのを今でも覚えています。

「テツ=西川のりお」、この鉄壁の方程式。

マラソン大会の前日、テツがチエにプレゼントした運動靴に、靴擦れしないように石鹸を擦るテツの姿。
きっと、「俊足」より速く走れる運動靴。

それにしても、昭和のテンポ、いいですね!
落ち着きます。


じゃりン子チエ DVD-BOX 1/中山千夏,西川のりお,上方よしお

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2011年6月12日日曜日

DVD『マイノリティ・リポート』

マイノリティ・リポート。
少数報告。

システムの完璧性を証明するために隠滅される少数報告。

少数ながら未来を変える報告もある。
また、未来は自らが変えられる。

マーケティングも同様。

「平均化された現在」から導くことができる「未来」は「現在」とほぼ同じ。
強いて違いを言えば「改善」による「不満の解消」だけ。
異常値となるイノベーションを通じて「ワクワクする未来」を創造できる。

未来は、僕らが変えられる。



マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]/トム・クルーズ,コリン・ファレル,サマンサ・モートン

�3,465
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2011年6月8日水曜日

『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』(島田紳助)

会社の偉い方が貸してくださった一冊『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』。
なんで貸してくださったのかを自問しながら読み続けました。


この本を貸してくださったタイミング、それは、新会社として設立1年を迎える直前。
新会社のビジョンの可視化が完了し、今度はビジョンを浸透させていくフェーズでありながら、中々、浸透するきっかけや場がなく、浸透フェーズの重要さを他社事例を交えながら経営層の方々と語り合った打合せの後。
僕からのメッセージは「社内コミュニケーションの活性化によるビジョンの浸透」と、「前者を通じた個々人のモチベーション向上によるイノベーションの創出」。

どこの会社の経営陣も苦悩しているであろう、従業員が自分ごととして楽しめない会社生活。
これを解消したい気持ちは一緒だよ・・・ということを僕に伝えたかったんだろう
と読み終えて感じました。
その気持ちに応えられるように前進していこうと感じることができた一冊でした。


��印象に残ったフレーズ>

●成功を目指すことと、失敗できないというプレッシャーは、よく似ているようで、実際には180度の違いがある。
●業界の常識を覆すようでなければ、おそらく本物の成功は望めない。
●常識はずれのビジネスをやろうとるなら、まず第一に、モノゴトを徹底的に合理的に考えなければならない。
顧客満足度を高めるために、従業員満足度を上げるという考え方だ。
●入社試験の面接。「御社のために身を粉にして働きます」は嘘。「御社のために身を粉にして働くのが、自分のためになると信じている」と言うべきだ。
●社員に身を粉にして働けというならば、経営者は身を粉にして社員の幸せを考えなければいけないのだ。
●ビジネスの相棒として、素人と経験者のどっちかを選べと言われたら、僕は間違いなく素人をと取る。理由は明解。素人は常識にとらわれていないからだ。
人はみんな、自分の幸せのために生きている。その自分の幸せのために頑張る時、人はいちばん力を発揮する。
儲けばかり考えていると、お客さんだけでなく、従業員にも悪い影響を与える。
お金以外にも喜びがなければ、いい仕事はできない
●もし何ビジネスをしようとしているなら、ラブレターを書いたときの熱い気持ちを忘れないように。




ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)/島田 紳助

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2011年5月30日月曜日

『大丈夫。がんばっているんだから』

シブヤ大学の授業「一緒に生きる。~小さな希望を見つけるためのワークショップ~」で講師をされていた渡井さゆりさんの著書『大丈夫。がんばっているんだから』。

授業で聞いた内容と同様のことが書かれていましたが、言葉で語っていた内容は生徒のためを想ってなのか「軽め」でしたが、著書で文字で綴られていた内容は絶望感そのものの「重い」ものでした。

幼少期~小学生時代、凄まじい環境で生活されていたことを知り、読書中、涙ぐんでしまいました。凄まじさへの同情から涙ぐんだのではなく、授業中の渡井さんの笑顔や凛とした姿とのギャップを通じて、人は変われるということを痛感したから。

人は自ら変わろうというキモチを抱いて行動すれば、変われるんですね。

幼少期~今に至るまでに渡井さんが感じたことのキーワードを幾つか。
年や経験を重ねるごとに、考えを深めたり、考えを改めたりされていますが、このように考えることを止めないことが大切なのだと感じました。そして、その考えを考えに留めず、行動として表現している点が素晴らしすぎます。

人はいつ死ぬかわからない。後悔をしないようにしたい。
●神輿に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人
●誰かがやらないと変わらない
人間万事塞翁が馬
報われない努力はない
●中学3年生の通知表に担任から書かれたメッセージ
 「君は決して一人では生きている訳ではありません。周りの多くの人に支えられている事を忘れないでください。」
●どこに向かって歩んでいけばいいのか。私がどうにかして上手くいっても、誰かが喜んでくれるでもなく、逆に何か不幸せなことがあっても、悲しんでくれる人がいるわけでもない。
死ねないのであれば、善く生きよう。
●母から私は「人は変わらない」ということを学んだ。こちらが「よくなって欲しい」とどれだけ願い、心を尽くしても、本人が変わりたいと思って行動しなければ、人は絶対に変わらないのだ。
「負の連鎖」を絶ち切るのことは難しい。しかし、人との繋がりさえあれば、最悪の方向には進まなくてもすむかもしれない。
がんばらない
●「がんばれ」というのは、今の状態が充分でない人に対して掛ける言葉で、その人のことを否定しているようにも感じる。その人を元気づけたいのであれば、「応援しているよ」という言葉が私にはしっくりくる。


第1章 両親のこと ~子どもは親を選べない~
第2章 小学生の頃 ~子どもは親に振り回される~
第3章 中学生の頃 ~自分の人生を歩み始める~
第4章 高校生の頃 ~自由、そして責任を知る~
第5章 フリーター・大学生の頃 ~自己否定からの出発~
第6章 日向ぼっこ ~がむしゃらに生きる~
第7章 そして今 ~人生は自分次第~


大丈夫。がんばっているんだから/渡井さゆり

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2011年5月29日日曜日

シブヤ大学「一緒に生きる。」

昨年、存在を知り、気になっていたシブヤ大学。
昨年11月にシブヤ大学 左京学長さんにシブヤ大学設立の目的などをお聞きし、さらに興味を抱きながらも中々参加できず、ようやく、今日、初参加しました。

テーマは「一緒に生きる。~小さな希望を見つけるためのワークショップ~」。
講師は、NPO法人「日向ぼっこ」理事長の渡井さゆりさん。
幼少時代、児童養護施設で過ごしていたというプロフィール。

参加した目的は、3つ。

【1】シブヤ大学への興味
 上述したとおり。

【2】娘の成長
 児童養護施設で過ごした渡井さんとは違い、ウチは家族で暮らし、さらに、自分たちの両親も健在という恵まれた環境。ただし、最近思うのは、恵まれていることに甘えて、娘があっという間に成長した点。来月で6歳になります。
 娘は色々と吸収し成長しているものの、自分は何を娘に与えることができたのだろう?
 明らかに家庭より仕事優先の日々だった、この5年間。あっという間に過ぎてしまいました。娘が成人するまで、この5年間をあと3回分しか過ごすことができないと考えたら、娘との時間を増やさないといけないと思ったんです。娘と一緒に暮らしてはいるけど、もしかしたら、「一緒に生きている」とは胸を張って言えないのではないだろうか?って。
 なので、「一緒に生きる」というテーマを通じて、自分にとっての、自分の家族にとっての「一緒に生きる」を考えるきっかけにしようと思った訳です。

【3】東日本大震災
 東日本大震災の被災者の方々が、近所のとどろきアリーナで生活しています。震災から約2か月が経過しましたが、未だに東北から遠く離れた川崎の体育館で生活をされています。
 家族が一緒にいながらも、それまで生活していた地とは別の地で生活しなければならない環境。
 「一緒に生きる」の一緒の対象は、必ずしも「人」だけでなく、「地」などもあるんだろうと考えているところでした。

で、実際に授業に参加して、渡井さんのお話しをお聞きしたのですが、自分の恵まれた環境に感謝することばかりでした。日常の「当たり前」が、不遇の方々にとっては「感謝」や「希望」の対象であるということ。

娘や家族、大切な友人たちと、「一緒に生きよう」と想い改めた一日になりました。
ありがとうございました。


※メモです。GoogleドキュメントにUPLOADしました。




大丈夫。がんばっているんだから/渡井さゆり

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2011年5月28日土曜日

DVD「気くばりのツボ」実践セミナー

これも知人から借りた作品。「気くばりのツボ」実践セミナーのDVD。

ワクワク感から始まる日々のストーリー、未来に繋がるストーリー。
著者である山崎拓巳さんのお話しする姿を見ているだけで、こちらまで楽しい気分になりました。
笑顔は笑顔を作りますね。

で、特に印象深かった点を2つ。

一点目。
モノだけでなく、人の関係にも「賞味期限」がある。
賞味期限が長い、永いお付き合いをしたい。
次に繋げるためには、「話題を出し切らない」「盛り上がってきたところで引く」のがポイント。
でも、意外にコレって勇気がいる。


二点目。
あと、公私混同によるワクワク感の創出。
オモシロイことは待っていても来ない。企てることが必要。
生活者目線とマネタイズの両方を意識した「アイデアマン」と「ダンドリッター」。
僕は、どっちなんだろう? きっと、ダンドリッター。


●相談に乗るツボ「オウム返し」
・答えは教えるものではなく、導き出す
・相手のセリフをそのまま疑問符をつけて投げ返す
・教え上手→聞き上手→しゃべらせ上手

●すみやかに和解するツボ「きみも正しい」
・相手も認めるけど、自分も認めてもらう
・あっさりと相手を認める
・話題を自然に変える
・コラボレーションの仕方が大切

●印象に残る会話をするツボ「興味シンシンの目」
・話を目で聞く
・興味シンシンの目で、相槌を打つ
・柔らかな目線
・目のドラマ

●仲間を増やすツボ「おねがいごと」
・お願いごとをすることで、関係が広がっていく
・お礼のキャッチボール

●関係を新鮮に保つツボ「つづきはまたこんど」
・話題を出し切らない
・盛り上がってきたところで引く
・相手との緊張感を保つ
・去り際の美しい人はいつまでも新鮮

●さらに相手と接近するツボ「話題コレクション」
・相手を自分の世界に登場させる
・相手の情報をメモしておく
・相手の話題をコレクションする

●情報を集めるツボ(1)「語尾にクエスチョン」
・相手の知っている特別なことを引き出す
・会話の中でより深みにのめり込む
・どんどん質問する→世界が広がる

●相手時間をいかすツボ「たまたま」
・空いた時間を有効に使う
・偶然から開ける可能性

●人を集めるツボ「この指とまれ!」
・何ごともイベント化していく
・おもしろいことは起こしていく
・楽しさが増す=人が集まる

●魅力をあげるツボ「一日、一たのしみ」
・自分をデザインしていく
・明日の楽しみを作り出す



気くばりのツボ/山崎 拓巳

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2011年5月16日月曜日

AR十三兄弟公開オーディション

東日本大震災で延期となっていた「AR十三兄弟公開オーディション」。


$岡本克彦のブログ-AR十三兄弟オーディション


尊敬するユニットであるAR三兄弟、そして、尊敬する方である川田十夢さんが、さらに活動を拡張するために、三兄弟から十三兄弟になるべく、公開オーディションを開催。

オーディション参加者、全員がヤバい方々ばかりで、この時点で拡張されまくりでした。
AR(拡張現実)という技術でなく、現実を拡張しようという「本質」のアプローチでヤバかったです。なのでデジタルでなく、逆にアナログなアプローチが多かったのが印象的でした。

AR十三兄弟として、新たに加わった十兄弟の方々、そして、惜しくも十三兄弟になれなかった方々に拍手です。

公開オーディションを通じて、強く感じたこと。それは、
「AR十三兄弟オーディション。このイベントを面白かったで終わらせてはいけないんです。拡張現実が、僕の拡張現実であるために」ということ。


以下、オーディション中のツイートです。

==================
今から「AR十三兄弟オーディション」です! (@ 東京カルチャーカルチャー (TOKYO CULTURE CULTURE)) http://4sq.com/kK5kD3
posted at 17:07:17
==================
AR十三兄弟オーディション会場、到着。久しぶりに次男さんにお会いして、ご挨拶。めっちゃ緊張していると仰っていたけど、そういう風には見えずw #ar13
posted at 17:24:15
==================
泣く娘を振り切り、AR十三兄弟オーディションに。このオーディションを観るのは仕事だと妻を説得。それに納得する妻。だけど、最後まで泣く娘...。 #ar13
posted at 17:59:03
==================
AR十三兄弟オーディション、始まったぁぁぁー。 #ar13 http://yfrog.com/h7v9mkuj
posted at 18:04:30
==================
次女希望の伊藤さん。システムエンジニア。バツイチで楽しいらしい。宴会部長にも立候補。 #ar13
posted at 18:10:38
==================
『月刊川田十夢』創刊、らしい。 #ar13
posted at 18:21:24
==================
林雄司さん。ARヒモによるAR Googleストリートビュー、ヤバい! #ar13
posted at 18:28:02
==================
ヤバかったですねw RT @matsuyoo: 5人目マリオさんの自力ARはビームで鳥をチキンに……! #ar13 #culcul
posted at 18:43:16
==================
確かに「完全に」証明されました(笑) #ar13
posted at 18:45:47
==================
サンキュータツオさん、着替えて正装。 #ar13
posted at 18:56:02
==================
ヤバいっす。AR三兄弟大好きな方々が集まってます!オーディション参加者が兄弟ならば、会場全員が家族。 RT @yonedashinsuke: 楽しそうすぎる‥涙(涙は心のスイッチ) RT @katuhiko0821: 確かに「完全に」証明されました(笑) #ar13
posted at 19:06:44
==================
AR十三兄弟オーディション。このイベントを面白かったで終わらせてはいけないんです。拡張現実が、僕の拡張現実であるために。 #ar13
posted at 19:22:39
==================
AR十三兄弟オーディションで、リアル脱出ゲームが! #ar13
posted at 19:28:55
==================
宗教法人「宇宙は黒いんだ教」の設立者が舞台に立っている(笑)。2010年代は「個室」の拡張と予言中。 #ar13
posted at 19:38:03
==================
社会不適合者もいましたね(笑) RT @lumie007: きちがいばかり #ar13
posted at 19:39:49
==================
「なんで、こういう人ばっかり集めるんですか?」というコメント。 #ar13
posted at 19:43:33
==================
何も出てこない袋(笑)。 RT @EZfoo: ふくろっ! #ar13
posted at 19:45:19
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コーモンが開きっぱなしの方もいましたね(笑) RT @lumie007: くち開きっぱなしですよw RT @katuhiko0821: 社会不適合者もいましたね(笑) RT @lumie007: きちがいばかり #ar13
posted at 19:49:19
==================
ARマーカーのおにぎりでキャラ弁。主婦目線。ヤバい!長女候補。 #ar13
posted at 19:53:05
==================
AR裸の大将。WEBカメラ越しにスケッチブックを映しているだけ(笑)。 http://yfrog.com/h2n66hkj #ar13
posted at 20:02:56
==================
株式会社人間の方は、当たり前ですが人間でした。ヘンだけど。 #ar13
posted at 20:16:14
==================
あっ、僕も欲しいです。 RT @mercathor: すイス欲しいかも#culcul #ar13
posted at 20:33:33
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『月刊川田十夢』、ゲット!うれし! http://yfrog.com/h04y8ewj #ar13
posted at 20:46:12
==================
僕が隣の方です。 RT @coo_coo_coo_: 隣の人が月刊川田ゲット、見せて貰ったけど結構写真クオリティーすごい(笑) #ar13 #culcul
posted at 20:54:45
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角メットの戴冠式。観客が選ぶ、ガチな勝負。 #ar13
posted at 21:07:40
==================
AR十三兄弟オーディション、楽し過ぎました!僕は、コミュニケーションを拡張したいんですよね。企てたいんですよね。よろしければ、連絡ください。今日のオーディションのように、人間味溢れるコミュニケーションが大好きです。 #ar13
posted at 22:18:06
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2011年5月15日日曜日

『斎藤一人の人を動かす』

知人から借りた『斎藤一人の人を動かす』を読了しました。

冒頭に「人を動かす」とは、
「人が自分のために自然と動きたくなるような自分になるということ」


この一言にすべてが凝縮されています。

「命令で人は動かない」という斎藤一人さんの言葉、
これは最近感じ、実践してきた「Control(管理)からCollaboration(共創)へ」と同じこと。


人を動かすノートから共感度maxな言葉を幾つか。

「人は自己重要感を高めてくれる人のもとに集まる」
「人にメッセージを送る時は、相手の重要感を満たすことを念頭に置いて話す」
「苦しみから逃れられない人は、答えが間違っている。正解を出した時に次のステージに上がることができる」
何処を倒せばドミノが起きるかを知る
「最初からヘッドピンを狙って玉を投げる」
「ヘッドピンとは“人を動かすなにか”のことである」
「“あなたの願いを叶えます”が人を動かす」
「なにかを始める時は、必ず抵抗が起きるものと知る」
素直に学ぶ姿勢を持つ」
実践する
「恩を忘れない」
「自力を出しているか」
「自分より実力が長けた人間を自分の周りに置けるかどうかで器量が決まる」
「どんな立場の人とも平等に付き合う
「人にスポットライトを当てる方法を考える」
「一生懸命がんばった人が帰ってこれる空母になる」
「暗くなった周りを照らせる光になる」
「文句を言う少数の人間より、喜んでくれるたくさんの人にフォーカスする」
正しいと信じたらやり続ける



序章 伝説の教え、再び
第1章 21世紀の成功の法則
第2章 人を動かす自己重要感
第3章 人を動かす徳の力
第4章 人を動かすヘッドピンの法則
第5章 人を動かす一問一答
第6章 成功者を動かす
第7章 人を動かす器量の力
終章 永泉の背中



斎藤一人の人を動かす/永松 茂久

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2011年5月8日日曜日

DVD『あの夏、いちばん静かな海。』

『波の数だけ抱きしめて』に続き、学生時代に好きだった作品の一つである『あの夏、いちばん静かな海。』を鑑賞。


冒頭にタイトルが映し出されることはなく、エンディングロールの直前で、ようやくタイトルが表示される。『あの夏、いちばん静かな海。』は、これまで観てきた作品を指している「過去形」なのか?、それとも、僕らが想像するこの作品の続きである「未来形」なのか?
僕の考えは「未来形」。彼氏(茂)を失った彼女をはじめ、茂を思い慕っている仲間のキモチを指しているのだと思う。


音楽、映像、そして、一方通行の映画ながら観ている僕らに考える時間を与えてくれる「余白」あるストーリー進行を通じて、人の大切さ、人を失うことの悲しさを考えさせてくれる作品。


『波の数だけ抱きしめて』と同じく、1991年の作品。大学入学の年。


あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]/真木蔵人,大島弘子,河原さぶ

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2011年5月7日土曜日

『防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション』(ナカニシヤ出版)

docomo smartphone loungeで開催された「ザ・本とインターネット」セミナーに参加した際、書評ブロガーで有名な、データセクション株式会社の橋本大也さんが紹介されていた一冊である『防災ゲームで考えるリスク・コミュニケーション』。

本セミナーは、東日本大震災の後ということもあり、サブテーマが「この危機をのりこえるための読書 Read For Japan」。今回の震災では、直接的な被害はありませんでしたが、今後、震災地になった際のシミュレーションをしてみようと思ったのが購入の動機でした。


阪神・淡路大震災と、東日本大震災の体験を振り返ってみると・・・、

阪神・淡路大震災(1995.01.17 午前5:46)は、地元の横浜では感じず。朝のニュースでも関西で地震があった程度の報道しかされず、普通に通学したのを覚えています。大学から帰宅後、大震災であったことを知り、マスメディアが発達しているにも関わらず、情報伝達の不十分さに疑問を抱いたことを今でも強く覚えています。マスメディアへの依存度が異常に高かった当時。

東日本大震災(2011.03.11 午後14:46)は、会社のオフィス37Fで実際に遭遇。
会社の電源が落ち、パソコンが使えず、ケータイのワンセグで被災地をはじめ、各地の被災状況を確認。また、同時に、twitterなどのソーシャルメディアを通じて知人の安否確認をしたり、詳細情報を入手したりと、マスメディアからソーシャルメディア(パーソナルメディア)への台頭を実感。


より身近で有益な情報を入手でき、状況に適した判断と行動がしやすい環境が整った今、実際に、その情報に基づいて判断と行動につなげるノウハウが必要だと感じた一冊でした。
そのノウハウは、一緒にいるメンバー(特に家族や同僚)との絆と対話力。
唯一絶対の解(=正解)がない中で、合意形成された答えが、その時に一番正しい答え(=最適解)。



以下、本書で気になったフレーズを引用。

●「アクティブなリスク」と「ニュートラルなリスク」

●リスク管理とは、リスクコミュニケーション(情報公開)とリスク削減(透明性)の循環。

●ゲーミングシミュレーションとは、ゲーム的側面を持ったシミュレーション活動。ただし、明確な理解がされている訳ではない。一度でも体験したことがあれば理解できるが、体験したことがない者には理解が難しい。

 →ワールドカフェと同じですね。
  情報が溢れる社会ですが、体験しないと得られない価値に「本質」や「未来」が見え隠れしています。

●ゲーミングとは、相互構成的なコミュニケーションの過程。伝達ではなく、対話することを重視

「多重話」「未来を語る言葉」

不可逆性のコミュニケーション

●ゲーミングにおいて、ゲームの実施そのものよりも、実施後に行われるディブリーフィングが非常に重要な意味をもつ。

●正解の不在

●阪神大震災での多種多様な災害対応での共通点、それは、トレードオフ関係にある複数の選択肢間での選択(意思決定)。ジレンマを伴う意思決定とも言える。
 それぞれの職員が、自らのとった判断・行動に誇りをもちつつも、他の可能性にも思いを馳せて判断・行動していた。あの時・あの状況ではYESという意思決定をしたが、状況が変わればNOという判断も十分にありえたという事実に、YESという判断を下した当事者自らが言及している。

経験の違いの共有。経験の差による判断の違いや、その判断に迷うジレンマ。異なる経験をもつ人々が多様な視点を共有する。

●相互作用形式。お互い「顔が見える」ということは、考える顔、悩む顔を直接見ることができるということ。お互いにもつ多様な視点を、その感情を含めて共有できるということ。難しい決断に対して、他者がどのように考えるのかを、また、お互いがもつ多様な視点を分かち合いやすくする。

●クロスロード

●クロスロードのカード例【神戸編1002】

 あなたは、避難所担当の職員。

 災害当日の深夜。市庁舎前に救援物資を満載したトラックが続々到着。上司は職員総出で荷降ろしを指示。しかし、目下、避難所との電話連絡でてんてこ舞い。指示に従い、荷降ろしをする?

 YES(荷降ろしをする)/NO(しない)

●クロスロードのカード例【神戸編1003】

 あなたは、援助物資担当課長。

 援助物資の古着が大量に余ってしまった。でも、庁舎内には保管する場所はない。倉庫を借りるのも費用がかかる。いっそ焼いてしまう?

 YES(焼く)/NO(焼かない)

●クロスロードのカード例【神戸編1010】

 あなたは、仮設住宅担当課長。

 大地震から1か月経過。仮設住宅建設へ向けての毎日。これまで確保した用地だけでは、少なくとも100棟分不足。この際、公立学校の運動場も使う?

 YES(使う)/NO(使わない)

●クロスロードのカード例【神戸編1016】

 あなたは、遺体安置所の責任者。

 今、遺体安置を行なっている。増え続ける遺体に対して、作業員はわずか数名。作業はまったく追いつかないが、数時間連続の作業ですでに身体はクタクタである。いったん休憩をする?

 YES(休憩する)/NO(しない)



防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待/矢守 克也

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