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2011年1月25日火曜日

「志村、後ろ、後ろ」と「絶対、押すなよ」(プールのふちで)

先日のブログで書いた
「『ワールド・カフェをやろう!』(序章~第2章)」より。

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●引用 その1「ワールドカフェが必要とされる生活環境の変化」

 ①コントロールからコラボレーションへ
 ②相互依存関係の複雑化
 ③「教える」から「学ぶ」へ
 ④指示命令からダイアログへ
============

「①コントロールからコラボレーションへ」の事例として、
「志村、後ろ、後ろ」「絶対に押すなよ」の違いを、twitterでのやりとりで理解しました。

※ありがとうございました。> Tanaka( @sanbonsugi )さん。


まだ、自分が小学生の頃、不況の波も押し寄せていなかった頃のこと。
ドリフターズが、アフリカの秘境の探検隊や、朽ちた屋敷でのお宝探しなどのコントで、志村けんを残して、みんなが別々にお宝を探しに。すると、残された志村けんの後ろに宝物を持ったオバケが出てきて、会場の子どもが「志村、後ろ、後ろ」って大絶叫する。志村けんが後ろを振り向くと、オバケは隠れる。その繰り返し。

宝物を見つけるという一つの目的に向かって、意外に答えは近くにありながらも、みんなが思い思いに個別に行動しながらもチームワークがあった時代
最終的に宝物を獲得できなくても、みんなで一つの目的に向かって、個性を発揮しながら楽しんでいて、結果を果たせなくてもプロセスを共有することにも価値があった時代
※「~の価値があった時代」というより、「~の価値が許された時代」が正しいのかもしれません。


$岡本克彦のブログ-志村、後ろ、後ろ


そして、今。バブル崩壊後から熱湯コマーシャルとかで、ダチョウ倶楽部が「絶対に押すなよ」と言い始めて、未だに、めちゃイケでもやってる定番のネタ。
多様性を認めたアプローチが必要とされながらも、効率化が求められた結果、一つの答えに向けた前進しか許されなくなった、この数年間
みんなが、その先にあるのは熱湯風呂だとわかっていながら、一列に並んで先頭のメンバーが「絶対に押すなよ!」と言って、後ろのメンバーが押す。みんな、その先にある答えが違うとわかっていても、効率化が求められる中、正しいことを正しいと伝える時間も得られず、間違った方向に前進し続ける。
それを一番先頭のメンバーが「絶対に押すなよ!」とアイコンタクトをして、自分が犠牲になることで間違いであることをみんなに知らせる。熱湯風呂に落ちた時には、みんな同じ方向に向かっていた故に、すぐには軌道修正できないジレンマ。


$岡本克彦のブログ-絶対に押すなよ


どちらがいい or どちらが悪いというレイヤーでの判断はしませんが、一人ひとりが個人としても輝いて、チームとしても輝き、あらゆる可能性を感じられるのは、やっぱり、「志村、後ろ、後ろ」の時代だと思った次第。


自分を犠牲にして、みんなを助ける「絶対に押すなよ!」という人間味溢れた優しすぎる笑いを上回る、新しい「笑い」が待ち遠しいです。

2011年1月18日火曜日

映画『ソーシャル・ネットワーク』

映画『ソーシャル・ネットワーク』(http://www.socialnetwork-movie.jp/)を観ました。

��観るきっかけのツイート>
明日からの激務に、きっと良い作用があるだろうと定時に会社を抜け出し、「ソーシャルネットワーク」を観に。知らぬ間にポイントが貯まっていて無料に。しかも、エグゼクティブシート。浮いたお金でポテトとビール。ラッキー!

��観た感想のツイート>
映画「ソーシャル・ネットワーク」。facebookが数時間・数日・数か月という短期間で、企画~サービスイン~躍進し、同時にfacebookを取り巻く人間模様も急変していき、カーチェイス同様のスピード感ながら、実は、ほぼノンフィクションということに驚嘆しながらの2時間でした。速い!



岡本克彦のブログ

2011年1月17日月曜日

テクニカルライティング

年表(http://nenpyo.org/katuhiko0821)に書いた1994年の出来事。

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テクニカルライティングに出会う。
それまで国語は嫌いな科目だった。
例文を読んで筆者がどのように思ったかを答えなさいという問題。
自分の考えが筆者(模範解答)と違ったら間違い。
一つだけという解答に納得ができなかった。
だから、答えが一つだけの数学や物理が好きだった。
で、出会ったのがテクニカルライティング。
正しく、相手に伝えることを目的とした言語学。
正しく伝わる・伝わらないという明確な判断基準があり、国語嫌いな自分だったけど、一目惚れし、就職活動も「テクニカルライター」(取扱説明書を書く人)に絞って活動したくらい。
===========




確かに「テクニカルライティング」の出会いが、その後の自分を変えましたし、学生から社会人になるターニングポイントで出会えたことを感謝しています。大げさですが、運命とも思っています。

今でも覚えていますが、大学3年の時、テクニカルライティングの初めての講義で、八戸教授が「横須賀線は博多駅に止まる。これは事実か?」という例題を出しました。
自分の答えは「No」。横浜出身の自分としては、横須賀線がどこに止まるかくらい知っている的な感じで「No」という答えに揺るぎない自信がありましたが、答えは「Yes」
この授業は、相手に正しく伝えるという視点で、「事実」と「意見」の違いを紹介するものでした。
横須賀線は博多駅に止まらないと全員が「No」と言えるという客観的な事実。だから、「事実か?」と問われたら、答えは「Yes」。
「広末涼子さんはかわいい。これは事実か?」。かわいいから「Yes」と答えるも、答えは「No」。
人により「かわいい」「かわいくない」という判断基準は違うから事実ではない。これは「意見」だから、答えは「No」。これだけで、テクニカルライティングに惹かれました。

その後、卒業研究でテクニカルライティングを探求し、就職後はテクニカルライターになり、世の中から使えないモノをなくし、誰もが不満を抱かずに過ごせる世界を実現したいという夢を抱き、NECホームエレクトロニクスという、家電を扱っているNECグループ会社に就職。
就職後、取扱説明書を読まなくても使えるモノ創りをした方が更に素敵な世界だろうと思い始め、商品企画をすることに。

こんな感じで、商品企画やマーケティングという素敵な仕事に導いてくれたテクニカルライティングとの出会いには感謝しています。

で、今、振り返ってみると、相手に正しく伝わる/伝わらないという「事実に基づく判断基準が一つだけ」の言語学であるテクニカルライティングに惹かれたのも事実だけど、そもそもは、ある文章を読んで、筆者と自分の考えが異なるという「意見のマルチアンサーを許容する」世界を潜在的に探求し続けていたのだと気づき始めた最近。

筆者の考えという単一解(=押し付け)でもなく、筆者と自分の考えの最大公約数でもなく、回答者全員の考えの最小公倍数を求めていたんだと、大学を卒業してから15年経過して気づきました。




アニメ『君に届け』

約1か月をかけて観終えた『君に届け』。胸キュンの連続でした。
言葉で言い表せない、言い表せきれないキモチや優しさがつまった作品でした。
各話のツイートをまとめました。

$岡本克彦のブログ-君に届け


2010.12.11
●GyaOで無料公開されている『君に届け』の第1話を観ました。胸キュンです。第2話のタイトルは「席替え」。このタイトルだけでも、さらに胸キュンが倍増してます。


2010.12.12
●GyaOで無料公開されている『君に届け』の第2話「席替え」。胸キュンすぎて、ほんとに涙が出てきそうなんですけど...。感情移入しすぎてます。

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第3話のタイトルは「放課後」。胸キュン、確実じゃないですかーーー!

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第3話「放課後」。爽子の周りに人が集まってきたと思ったら、最後に...。第4話のタイトルは「噂」。眠れない夜ーーー!

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第4話「噂」。爽子の誤解を解いてあげたいーーー。感情移入しすぎちゃってる。

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第5話のタイトルは「決意」。誤解しながら誤った決意をしないでーーー、お願い!

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第5話「決意」。翔太、ほんとにイイ奴すぎるーーー。

●GyaOで無料公開されている『君に届け』。第6話のタイトルは「友達」。まだ、誤解は解けていません...。無料公開は、これで終わり。いいところなのに。DVDを借りるか、有料視聴するか、悩みます。でも、取り敢えず、今日は寝ます。

●『君に届け』の第6話「友達」。爽子「友達になりたい」、やのちんとちず「前から友達だったよ」。このやりとり、涙なくして観れない。それを見守る風早。同性ながらホレる。爽子の笑顔のシーンが増えてきた。よしっ!

●『君に届け』の第7話「土曜の夜」。高1の文化祭の後、夜の公園で、クラス全員でハンカチ落としをした胸キュンな出来事を思い出しました。大切な想い出。

●『君に届け』の第8話「自主練」。タイトルの「君に届け」というか、サッカーボールを蹴りながら「風早くんに届け」というセリフが出たーーー。胸キュン、極まりないです。エンドレスになるので、今日はコレで寝ます。


2010.12.17
●数日ぶりの『君に届け』。第9話「新しい友達」。どんな展開になるんだろう?観る前から胸キュンです。


2010.12.18
●『君に届け』の第9話「新しい友達」。風早くんへの恋ゴコロ。風早くんの恋ゴコロ。でも、くるみの登場で・・・。アニメとわかっていても、わかっているんだけど、モヤモヤ・・・。

●『君に届け』の第10話「協力」。まだ、途中だけど。うぅー、くるみ、ムカつく。モヤモヤ・・・。

●『君に届け』の第10話「協力」。くるみが風早くんが好きだから、爽子に協力してって。協力しないで、爽子。と思った途端、第10話が完了。

●『君に届け』の第11話「とくべつ?」。人気者は大変、陰気者は得をする・・・という始まり。それにしても爽子は純粋で憧れる。

●『君に届け』の第12話「恋愛感情」。だんだん、恋話に。交差する感情。胸キュンと嫉妬(モヤモヤ)の連続です。


2010.12.24
●『君に届け』の第13話「恋」。爽子が風早くんのことを好きと宣言。付き合いたいという風早くんの気持ちに、爽子は応えられるのかな?爽子の気持ちを待ち続けて、見守る風早くんが頼もしい。

●『君に届け』の第14話「くるみ」。くるみがいい奴に見えてきたので、これからは、くるみちゃんって、ちゃん付けします。


2010.12.29
●『君に届け』の第15話「ライバル」。嫌な奴だと思っていたくるみ。いや、今日からは呼び捨てにしません。くるみちゃん。いいヤツでした。で、かわいそうな彼女。直向な恋心。

●『君に届け』の第15話「ライバル」。あっ、くるみちゃん、風早くんに告白した。吹っ切れた感じのくるみちゃん、いい感じ。やっぱり、素の自分が、一番素敵な自分ですね。

●『君に届け』の第16話「夜噺(総集編)」。小さいオジサンたちが、第1話~15話までの爽子の成長っぷりを語ってる。・・・と言うか、なぜ、ここで総集編?


2010.12.31
●『君に届け』の第17話「休日」。爽子と風早くんがキスしそうになった!こっちがドキドキな胸キュン。言えないキモチと言わないキモチの、すっごく大きな違いを考えてみたり。


2011.01.01
●『君に届け』の第18話「千鶴の恋」。めずらしく、あまり進展のない、またーりとした30分でした。進展がない話って初めてじゃないかな?


2011.01.05
●今晩から『君に届け 2ND SEASON』が始まりますが、まだ、前回のを観終えていないので録画で我慢。うぅ、2ND SEASONが気になる~。あと、6話分、残っています。早く2ND SEASONに追いつかなくては!

●『君に届け』の第19話「夢」。千鶴ちゃんの失恋。せつなすぎる...。龍の一途な優しさや不器用さを応援したくなる。それにしても、初めて友達の家に外泊した時って、やっぱり楽しかったな。うん、うん。


2011.01.11
●『君に届け』の第20話「プレゼント」。龍が兄の伝言をちづちゃんに伝えるために昼間から夜までずっと玄関で待ち続けているのが最高にかっこいい。相手を思い、行くのではなく、来るまで待ち続ける優しさ

●『君に届け』の第21話「初雪」。ちづちゃんの居場所がわかる龍。ちづちゃんのために兄を呼ぶ龍。龍の横で泣くちづちゃん。寄り添う二人を包むように降り始めた初雪。すべてが相手のために。優しいキモチに包まれまくりの一話。


2011.01.14
●『君に届け』の第22話「クリスマス」。爽子パパの爽子ラブ度が、爽子のキモチや行動を束縛してる。・・・と思ったら、爽子パパから爽子にケータイのプレゼント。ケータイをもらったのにケータイで連絡をしない爽子。会って話したいキモチを大切にする爽子。素敵。


2011.01.16
●『君に届け』の第23話「ふたり」。誕生日プレゼントでもらったピアスをつけた爽子。めっちゃくちゃかわいい。...で、ピアスだけでない誕生日プレゼント。風早くんと二人だけの誕生日&大晦日の夜。素敵な新年を迎えそうな予感。

●『君に届け』の第24話「誕生日」。風早くんから「誕生日おめでとう」と言われた大晦日の23時45分。その時間帯に3000グラムで誕生したと伝える爽子。二人が色々とシンクロ♪小学校は、1・2年が松組、3・4年が竹組、5・6年が梅組。松竹梅。数字や英語でないというイマドキも知りました。

●『君に届け』の第25話「新年」。こんなエンディングだったんですね。ハッピーエンドでなく、ハッピーエンドレスな最終話。これからの爽子や、みんなの更なるハッピーを追い続けたくなる終わり方がステキ。これで、ようやく、テレビの2nd seasonを観ることができます。




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2011年1月10日月曜日

『今の仕事がつまらないと思ったら読む本』

和田裕美さんの『今の仕事がつまらないと思ったら読む本』。
今の仕事がつまらなくはなく、逆に楽しいので、その理由探しで読み始めました。

楽しくないのであれば、楽しくなるまでやり続ける継続性と、視点を変えることで自分の可能性を自ら拡げることの大切さを再認しました。
なので、今の仕事も楽しいのですが、さらに楽しくすることができそうな感じ。

自分が経験したことのある事例が和田さん目線で紹介されています。自分の道程を振り返りながら読むと「そうそう!」と思うことが多々あって、過去から現在の自分の成長度合いを通じて、自分の未来の可能性を感じることのできる一冊でした。


以下、気になった点を幾つか。

●引用 その1「見てくれている人は必ずいる」

 今のステージで真ん中に立てるように前向きにやっていくと、次のステージがちゃんと用意されているということです。

 →仕事だけでなく、何事も一人でやっている訳ではないので、
  自分が周りを見ているのと同じで、周りの方々も自分を
  見ていてくれる。
  ただ、周りが見えなくなってしまう、周りを感じなく
  なってしまう時、一旦、その場で深呼吸すれば、
  きっと、また、視界が開けて、次のステージが見えるし、
  周りの方々が次のステージに導いてくれるはず。


●引用 その2「後付け」

 必要ないからやらないのではなく、必要ない世界にいるからこそやるべきだって心から思っていました。

 →効率さを求めると、現時点で必要とされることしか
  やらず、未来を創出できないけど・・・。
  最近、一見ムダと思えることが、全て、後付けで
  結びついていて、後で振り返ると、一切のムダがない
  不思議さ。
  なので、意識してムダなことをやる最近。
  ムダを通じて、想定外のパフォーマンスが異常に高い
  Outputを導けることを知ってしまうと、逆に、こっちの
  方が効率的だと思えてしまう。


●引用 その3「自分<相手」

 相手のためと自分のために楽しむ行為として仕事をしたほうが、最終的にみんなが得するようになっていると思うのです。

 →逆を返せば、相手も自分のために色々としてくれてる。
  自分の「自分<相手」と、相手の「相手<自分」が
  組み合わさることで、みんながハッピー。


●引用 その4「うー、難しい・・・」

 できないかどうかを、やる前から決めてたら、なーんにもできないもん。

 →わかってはいるんだけど、ついつい逃げてしまう自分が
  います。例えば、英語。他にも色々。


●引用 その5「視座」

 自分にいくら支払う価値があるかなぁと、自分が自分の社長ならどうするかなぁと、考えてみてほしいのです。(中略) 人と人の差は才能じゃありません。立っている高さの位置の差が、視野の差を生むのです。

 →視座の違いを意識すると、同じ仕事でも継続的に楽しく
  できますね。これは、僕の仕事の楽しみ方でもあります。


●引用 その6「実務家」

 いつもいつも教えてもらっていたのは、「評論家になるな、実務家になれ」ということ。

 →誰もが感じながら、時として、誰もが評論家になってしまう。
  僕もそうです。実務家として得たことを伝えるのが目的なのに、
  実務家である自分の姿勢の正しさを評論してしまう失敗を
  よくしてしまう。


●引用 その7「ノルマ」

 ノルマは会社からその人に与えた期待値です。

 →そうそう。これを知ると、自分のための仕事が、
  相手のための仕事にもなって、楽しさ倍増。


●引用 その8「3つのやりがい」

 「仕事が好きになる、やりがいの三つ」をバランスよく持てることが大切だと思うのです。
 一つめは、やっぱりお金。
 二つめは、タイトル。
 三つめは、人から感謝してもらうこと。

 →あんまり、二つめの「タイトル」を気にしたことは
  なかったかも。あと、安定した大企業と言われる会社に
  務めていることもあり、賃金の浮き沈みがない分、
  若い頃は「お金」もあまり気にしていなかったのが事実。
  今のように年俸制や歩合給だったら、きっと違ったと思う。


●引用 その9「去る人」

 感謝を忘れてしまうと、傲慢になって、人を失ってしまう。人が去ってしまうのだと思います。

 →自分のペースで進み、それまでペースメーカだった方を
  抜きにして走り出してしまうと、感謝を言うことを
  忘れてしまうし、気づいた時にはいなくて感謝も言えなくて・・・。
  その時に気づいても遅いんですよね・・・。つくづく内省・・・。


●引用 その10「何を得てきたか?」

 職務経歴書は何をやってきたかを書くものだけれど、その羅列されている文字の裏にあるのは、何をやってきたかよりも、何を得てきたのか、です。

 →得てきたことを改めて振り返ると色々あるし、色々な方々の
  顔を思い浮かぶものなんですね。しみじみ、うんうん。





第1章 人生の「わくわくステージ」に立つために
第2章 人生のチャンスがやってくる人
第3章 あなたの市場価値を上げる
第4章 自分が楽しめる仕事に就く
第5章 運命の仕事には必ず出会える



和田裕美の今の仕事がつまらないと思ったら読む本 (だいわ文庫)/和田 裕美

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2011年1月4日火曜日

『ワールド・カフェをやろう!』(第3章〜終章)

ワールドカフェコミュニティジャパン(WCJ)の副会長 大川恒さんから頂戴した『ワールド・カフェをやろう!』を読了。

第3章以降の気づきです。第2章までの気づきはコチラ

●引用 その7「力強い問い」

 「力強い問い」は「ポジティブな行動を生み出す問い」であるとも言えましょう。

 →仕事でもそうですね。
  「他社に如何にして勝つか?」より、
  「自社商品/サービスを喜んで選択してもらえるには?」の方が
  様々な視点で色々なアイデアや、本質的な答えが見つかるし。
  納得!



●引用 その8「ワールドカフェの実施が適切かどうかを判断する」

 ワールドカフェが適している場合
 ・重要な戦略的課題やチャンスについて深く検討する時。
 ・現在のグループ関係を強化し、結果を出そうとする決意を強めようとする時。
 ・他

 ワールドカフェではない他の会議の手法が適している場合
 ・一方的に情報提供を行う場合。
 ・結論や意思決定を行わなければならない場合。
 ・すでに決定している施策の実行計画を策定する場合。
 ・他

 →こうやって分類すると、会社の会議体は、ワールドカフェ形式が
  望ましいケースがほとんどですね。
  でも、なかなか、業務効率化という短期的な視点で、
  ワールドカフェに関する理解が進まない、理解をしようとしない
  というジレンマも事実。
  みんな、「もう一人の自分」の可能性を見つけるために、
  コミュニケーション欲求は強いのに、最初の一歩を踏み出せる
  ような場作りが、実は難しく、妙案が浮かびません...。



●引用 その9「ディスカッションとダイアログの比較」

 ダイアログとは、自分の立場や考えに固執せず、お互いの発言を深く探求しながら、共通の意味を探し求める会話のあり方をいいます。(中略) ディスカッションが相手を論破して自分の考えを通そうとするのに対して、ダイアログでは相互理解を深めようと、相手の考えの背景を理解しようという点にあります。

 →ディスカッションは、相互理解を促す手段と認識していましたが、
  「相互理解」という点では、「ダイアログ」という言葉遣いが
  正しかったんですね。これからはダイアログという表現を使う
  ようにします。



●引用 その10「こんな会話の手法が求められている」

 ①立場や見解の違いを超えたコミュニケーション
 ②一人ひとりのつぶやきにも耳を傾ける
 ③すべての利害関係者が参加できる
 ④多様性を受け入れる
 ⑤力によらない問題解決、合意形成
 ⑥共通の拠り所を発見する

 →幼稚園に通っている娘の会話を見てると、
  まさに、こんな感じ。
  小さい頃はできていたのに、大人になるとできなくなる。
  小さい頃はできていたということは、本能が求める
  コミュニケーションの在り方ということなんでしょうね。



●引用 その11「ワールドカフェが拓く可能性」

 ①トップダウンでもボトムアップでもない意思決定
  ・“TO”から“WITH”へ
 ②知識を共創し共有する
 ③場づくりを通じた新しいビジネスモデルの可能性

 →これは、コミュニケーションツールという「ケータイ」を
  企画している自分にとって避けては通れないというか、
  アプローチしなければいけない方向性と合致しすぎて
  いて、身震いしちゃいました。



最後に...。
この本は、ワールドカフェに関して書かれていますが、ワールドカフェという一言に括ることができない要素を多く含んだ一冊でした。
よく、人という字は、人と人が寄り添った象形文字から成り立っていると聞きますが、人は一人では生きていけない。人と人がコミュニケーションする際に必要となる要素や、その本質を再認できます。
ビジネスもコミュニケーションの一つ。なので、ビジネス書という位置づけでも、多くの気づきを得られるはずです。

素敵な本をプレゼントしてくださった大川さん、本当にありがとうございました!


『脚本を書こう!』

昨年の旅行中に読んだ『脚本を書こう!』。
今さらですが、ツイートした気づきをまとめてみました。

で、その前に著者の紹介。

『脚本を書こう!』の著者 原田佳夏さんは、私が新入社員時代の「恩人」です。
ワープロの事業部に配属になり、企画に近い仕事を携わっていた当時、当たり前ですが、自分はワープロを世の中に提供していると思っていました。
ワープロの商戦期である年末、量販店でワープロを販売していた際、NECのワープロ「文豪」を購入してくださったのが原田さん。接客の際、頂戴した原田さんが脚本した舞台のチラシ。
数日後、その舞台を観に行き、原田さんがワープロで書いた脚本が舞台という形になっているのを体感して、自分はワープロだけでなく、ワープロの先にある舞台をも作ることに携わっているんだと身震いしました。

その後、ワープロ、PDA、ケータイの企画立案に携わってきましたが、自分は商品を提供しているだけでなく、商品を通じてユーザの生活や未来の創出にも携わっていることを忘れないように、企画という仕事をし続けています。
原田さんに出会えなければ、僕は単に商品を創出していただけに過ぎないと思います。
だからこそ、仕事への取り組み姿勢を教えてくださった原田さんは「恩人」なのです。


<『脚本を書こう!』を読んでの気づき>

●恩人の @hararadearara さんの『脚本を書こう!』を今さらながら読んでます。恩人と言いつつ、今頃読んでるのが失礼極まりないのですが...。前書きだけで、@hararadearara さんの想いが伝わってきました。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』を読書中。まだ、途中ですが、脚本家を目指していない方々(自分含む)にもオススメです。特にKY世代と言われているアラツーの方々に。空気を読む前に、自分の気持ちを読む(問い掛ける)ことの大切さを知ることができるはずです。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。自分の思い通りに行かないのが当たり前。それを肯定し、楽しむこと。主観と客観の攻防を楽しむ。頭でわかっていても、ハートではムッとする時もあるんだよね。未だに子供な自分。。。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。脚本を書くということは、「嘘のような本当」を書くのではなく、「本当のような嘘」を描くこと。商品企画も一緒ですね。凄いスペックを書く(並べる)のではなく、買っていただいた後のワクワクな気持ちや体験を描くのが大切。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。劇団ホットロードの公演での登場人物の役名の謎が解決。何か気になっていたんですが、楽しんでいたんですね。観客まで、その楽しみ方が何となく伝わっていました。ただし、解決に時間を要しましたが(笑)。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。99ページまで読みました。続きは、また今度。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。書き方のテクニックだけでなく、書くにあたってのマインドを諭してくれる。時には厳しい論調で諭されるので、深夜ですが目が覚めます(笑)。一貫して読者を自立させようとする親心が感じられます。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。すぐに結果が出なくても、評価されなくても、この言葉を思い出せば、元気になれそう。「生きていることがネタ仕込み」。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』。後半にある原田さんの体験記。原田さんや周囲の方々の優しさが溢れ、舞台で観た方もいらっしゃるので勝手にですが身近に感じる部分もあり、目頭が熱くなりました。金監督の「続けることが才能なんだよ」って、いい言葉ですね。

●原田佳夏さんの『脚本を書こう!』を読了。締めの一文、「ただ書きつづけるしか、私にもあなたにも、できることはないのですから」。自立を促しながらも、支えてくれる原田さんの優しさ。同じ志を抱く方がいることのうれしさ、安心感、そして、自信。色々なことを感じることができた一冊でした。




脚本を書こう!/原田 佳夏

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『ワールド・カフェをやろう!』(序章〜第2章)

ワールドカフェコミュニティジャパン(WCJ)の副会長 大川恒さんから頂戴した『ワールド・カフェをやろう!』を読書中。

まずは、序章から第2章までの気づき。


●引用 その1「ワールドカフェが必要とされる生活環境の変化」

 ①コントロールからコラボレーションへ
 ②相互依存関係の複雑化
 ③「教える」から「学ぶ」へ
 ④指示命令からダイアログへ

 →「共生」「共創」という生活トレンドの確からしさを再確認。
  B to CやB to Bでなく、B with C・B with Bという to から with への
  流れは、不況がデフォルト化した中、必然の流れ。
  これを経済成長を続けている中国や韓国に対する日本の強みとして
  捉えれば、きっと、明るい未来を築けるはず。


●引用 その2「コミュニケーションによるイノベーション」

 これまであまりにもスピードと効率の向上を追求し、人をあたかも機械の部品のように扱う風潮が広がった結果、人々は分断され孤立してしまいました。(中略) 今求められているのは、バラバラになってしまった個人がお互いのつながりを取り戻し、コミュニケーションを深めることで新しい時代に相応しい知識や価値、仕組みを生み出していくことなのです。

 →以前、twitterにも書いたけど、「少数精鋭」の利点は、ほぼない
  と言っても過言ではないと思う。
  少数精鋭の「少数」を決めているのは、この「少数」の人たち。
  コミュニケーションを通じた集合知によるイノベーションには、
  少数は不向き。



●引用 その3「ワールドカフェ活用の背景~企業の中での自己実現~」

 組織の中では必ずしも必要とされていない「もう一人の自分」を表現し、活用できる場を求めている人が多いということがありそうです。(中略) 企業で発揮できるのは多くの場合、その一部に過ぎません。

 →「もう一人の自分」、確かに自分にもいます。
  ワールドカフェや対話を中心とした会議体への参加を通じて、
  もう一人の自分が、自分の中で「可視化」されることが大切だし、
  他人の中の「もう一人の他人」を知ることで、あらゆる可能性が
  広がることの期待感が生まれ、大げさかもしれないけど、
  できないことはない...と思えるようになってきた。


●引用 その4「決めない会議の定義」

 ワールド・カフェはそもそも、結論をだすことを目的としていません。筆者は、無理やり決めようとしなくてもいつの間にか決まっていく会議のプロセスを「決めない会議」(ビジネス社)で紹介しました。

 →「決めない会議」と言いながら、自分の中での行動が決まっていたので、
  実は「決めない会議」という定義が不思議でしたが、
  ワールドカフェという枠組みでは決めず、個々人の中で自然に
  決まることを指していたのですね。納得です!



●引用 その5「どよめき」

 会話は言葉の意味だけを伝えるものではありません。人々の思いが伝わると、「どよめき」になります。意味のやり取りだけが会話ではありません。お互いが言葉に込めた思い、気持ちを共感し合うことが会話の本質です。(中略) 論理だけで他人を動かすことはできません。人は、共感によってしか本気で行動しようとしません。論理が形成される前に生まれた気持ち、思いという本心が言葉に込められる時、人は共感し、協力し合っていく仲間になることができます。

 →確かに、どよめきというか、「おおっー」という高揚感、
  ありますね。この高揚感が何事にも変えられない行動力の
  源泉になってます。確かに!



●引用 その6「成功の循環」

 関係の質→思考の質→行動の質→結果の質
 組織変革を成功させるために最も重要なことは、「関係の質」を向上させること。

 →これ、すっごく納得。
  成功の循環の始めに「関係の質」あり。
  やはり、少数精鋭でなく、多様性を認めた上でのコミュニティを
  通じてイノベーションが創出されることを後押ししてくれた感じ。

  自分も気をつけていますが、
  「多様性を認める」と「一般論」は違いますよね。
  個々人の個性(=尖った部分)を認めつつ、
  普遍的な価値観や、共通的な価値観があることというように、
  個々人を指していることが多様性を認めることで、
  一般論と書いてしまうと、個々人の集合体を一括りにして
  いるような感じがして、嫌いです。



第3章以降は、また後で。


2011年1月2日日曜日

あけましておめでとうございます!

明けまして、おめでとうございます。
今年も、みなさんにとって、素敵な一年でありますように!


年賀状を頂戴したにも関わらず、お送りできていない方々、すみません...。
今朝、ポストに投函しました。こんな感じです...。

$岡本克彦のブログ


今年もよろしくお願いいたします!