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2013年7月29日月曜日

三頭山に一人ハイキング


8月2日(金)に開催する一般社団法人企業間フューチャーセンター主催Future Innovation Cafe #52「本当の自分探しカフェ〜旅を通して気づくもの〜」の予習を兼ねて、三頭山に一人ハイキングをしてきました。

最近、色々な出来事が重なり、ゆっくりと一人になる時間を作りたいなぁーとも思い、予習を兼ねて行ったのですが、いやぁー、辛かったです・・・。辛さの後に、楽しいことがいっぱいある一人ハイキングだったのですが、「辛い」という漢字に横棒を一本加えると「幸せ」という漢字になる訳ですが、幸せを感じるためには辛い経験をしないといけないのだと身を染みてわかりました(笑)。



一人ハイキングの準備は、楽しかったんですよね♪

『東京近郊の山ハイク』を片手に、どこに行こうか考えて。初心者向けの山だったら楽しく歩けるだろうと、しっかりと「初心者向け」と記載されている「三頭山」にロックオン!

そして、トレッキングシューズをamazonでゲット!

すっかり気分は、楽しいハイキングを想像しまくりで、頭の中では小鳥がさえずっている感じ♪




で、準備も整い、気分も盛り上がり、いざ、三頭山へ。

朝早く、南武線に乗って立川駅へ。立川からは五日市線で武蔵五日市駅へ。はじめての五日市線。単線ながら、中央線と同じ231系。アンバランスさにワクワク感も絶好調に。
武蔵五日市駅からは、バスで三頭山(都民の森)へ。1時間強、バスに揺られていたのですが、このバスも楽しかった。路線バスなのに、いろは坂みたいなくねくね坂をかなりのスピードで上がっていくんですよね。シートベルトもしていないから、シートから飛び出しちゃいそうで、それが楽しくって。路線バス好きとしては、たまらない時間でした。


で、三頭山の入り口に。いざ、三頭山の頂上に向けて、登山開始!
前日が雨だったので濡れた道を歩いていると、微妙に違和感のある物体が!?
道に同化しているカエル。2次元のカエル好きな僕ですが、リアルなカエルは苦手。「ギャー」って大声を出したいくらい。でも、勇気を振り絞ってカメラで撮影。写真で見ても、この同化ぶりは見事。

道に、超・同化しているカエル


この後も、同化しているカエルを数匹見て、いよいよ登山道に・・・。
この登山道がキツイのなんのって。「初心者向け」と記載されているページを何度も見返したくなるような登山道。普通に登れないって。185cmの僕でさえ、一段一段の階段というか、自然の木の根で作られた階段もどきを登れない。急角度すぎて、そして、一段が高すぎて、すっごく大変・・・。
歩き始めて5分でギブアップして、来た道を戻ろうと考えたくらい。でも、僅か5分で帰ってはダメだ・・・と思い返して、前進するも、また、5分くらいで息はゼェゼェ、足はガクガク、汗はダクダク。やっぱり、来た道を戻ろうと考えちゃう。

「初心者向け」って記載されていたから、たくさんのハイカーがいるかと思ったけど、全然いないし。この先で倒れても誰か迎えに来てくれるのか心配だし・・・。超・小心者の自分が見え隠れしてきました。

この登山道がキツイのなんのって


でも、僅か10分だけど、想定外の困難を目の当たりにし、最近、器用に振る舞っていたことへの戒めだろうと、キモチを切り替えて、計画どおり、山頂を目指すことに!
・・・って、かっこよく自分に言い聞かせたけど、やっぱり辛い登山が続きました。途中、山小屋もあったけど、生い茂る木々の中にあって、ちょっと小汚くて、ゆっくり休める雰囲気ではない感じ。微妙に潔癖症な自分には、ダメでした(笑)。


野鳥観察できる見晴らし小屋。小汚くて、僕にはダメでした...。


そして、息はゼェゼェ、足はガクガク、汗はダクダクの状態で、12:00頃、三頭山の山頂に!!!
でも、あんまり感動しない。なぜ???
ガイドブック『東京近郊の山ハイク』に山頂の写真が掲載されていたこともあって期待値を超える感動がなかったんですよね。これって、顧客満足度( CS; Customer Satisfaction )と同じ。「期待値<満足度」とならない限り、「満足した!」とは思えない。

山頂からの風景。ガイドブックに掲載されていた風景と同じ。
当たり前だけど・・・。


せっかくの山頂に来たのにイマイチ・・・と感じながら、下山。登ってきたルートとは違うルートでの下山。この下山で、めっちゃくちゃ楽しい出来事がたくさんあったんですよね!!!「辛い」ことの後に「幸せ」があるっていうことを感じまくり!!!

まずは、青空。普段見上げない空だけど、見上げたら、こんなにも眩しいのかって思った。そして、木々の中から溢れるヒカリが美しすぎて感動。
普段、如何に自分が目の前しか見ないで歩いているのか、ということがわかりました。たまには、一呼吸おいて、空を見上げることも大切なんだなぁーって思いました。

見上げた空が、こんなに眩しいとは!


そして、何よりも驚いたのが、秋川の源流を発見したこと。ガイドブックにも掲載されていなかったので、これは感動しまくり。だって、ほんとに湧き水のように染み出していて。しかも、歩きながら、その水が徐々に大きくなって川になる様を見届けることもできて超・感動!

秋川の源流。ちょろちょろって水が染み出してました。

そして、徐々に水の流れに変わっていって。

しばらくすると川に。透き通る水の美しさ。

あれよあれよという間に、立派な川になりそうな予感。


そして、この源流。透き通る水の美しさ。思わず、顔を洗っちゃいました。超・冷たくてキモチいい。汗だくな僕には最高の恵み。
これだけ冷たいと、ついつい飲みたくなっちゃいます。湧清水だから大丈夫だろうと、手で水をすくってゴクリ!冷たくて、超・美味しい!!!
持っていったソルティライチも美味しいけど、それ以上の美味しさ。飲み始めたら止まらくなってしまい、しばらく、ここで美味しい水を飲み続けていました。
いやぁー、本当に美味しかった!!!

秋川の源流。冷たい水。本当に美味しかった!!!


美味しい水を飲み、そして、秋川の源流を発見という想定外の驚きと喜びを感じると、その後は、楽しいキモチだけですね。もう歩くのが楽しくて、楽しくて。

・・・と思ったのもつかの間。前から来た男性ハイカーと挨拶を交わすと、耳寄り(!?)な情報が。なんと、熊が出たらしい。ぎゃー!!!
熊よけの鈴を持ってきてなかったので、困った・・・。熊が寄ってこないように、声を出しながら、一人ハイキング。ちょっと寂しくもあり、でも、安全第一。

その後は、三頭大滝を堪能し、ハイキングを終了。

三頭大滝を眺める橋。
高所恐怖症の僕は、1分以上、居られませんでした・・・。

三頭大滝。ハイキングの終盤に、
一日のがんばりを励ましてくれたような雄大さを感じました。


で、ハイキングの後は、近くの日帰り温泉に。温泉で疲れを癒して、そして、温泉の後には冷たいビール。最高!!!

温泉の後の冷たいビール。最高!!!


温泉の後は、立川駅でも一人飲み。一人の時間を満喫して帰宅。
一人ハイキングに行ったのか、一人飲みに行ったのか、最後はよくわからない感じに(笑)。


でも、一人ハイキングを通じて、気づいたことがありました。この気づきは、一人ハイキングをしたからこそ、体感できたはず。原体験に基づく知識が増えてハッピーな一日でした。

●想定内はつまらない。想定外こそ楽しい!!!

ガイドブックに掲載されている山頂からの写真と同じ風景を見ても、あんまり感動しない。ガイドブックに掲載されていない秋川の源流を発見して、その湧清水の美味しさはハンパなかった。

●日常にも楽しいことが溢れている!!!

見上げた空が眩しかったけど、空はいつでも見上げられる。日常でも、普段とは違う視点で考えたり、行動するだけで、きっと想定外の出来事に出会えるはず。

●自分の“弱さ”と向き合う時間は大切!!!

困難な状況に追い込まれると、自分の弱さが浮き彫りになりますね。普段は隠し気味な“弱さ”と向き合えること、これって大切なことなんだと強く感じました。弱いことを肯定して、強みを伸ばす。弱さを誰かに補完してもらう。自分に弱い部分があるのは、当たり前。そして、誰もが弱い部分を抱えている。それを認め合うこと&補完し合うこと。


p.s.
三頭山、本当に「初心者向け」のハイキングコースだったんだろうか???





2013年7月22日月曜日

『スリッパの法則』(著:藤野英人)


こすぎナイトキャンパス読書会の課題図書である『スリッパの法則』。

7/22(月)に読書会があるのですが、課題図書を入手できたのが7/20(土)。焦りながら読みました、読みました(笑)。

Kindle版は未だ発刊されておらず、微妙に潔癖症的な僕は新書を探したのですが、新書はなく、古本だけ。仕方なく古本をamazonでポチッとしたのですが、価格にびっくり。わずか22円。定価が457円なので95%引き。で、送料が250円、合計272円。安価すぎるのが理由なのか、プライム会員の無料配送には未対象。残念...。



ロボットが社長を務めたり、労力の一部をロボットやコンピュータが代替していても全従業員がロボットという会社はない訳で、会社は「人」で成り立っていて、そして、その人たちが「未来」を創っていることを再認識した一冊でした。

十人十色。個々人の色が如何に輝いているか。個人が輝くと同時に、他の人を如何に輝かせるか。そして、その集合体という「会社」をどのように輝かせるのか。
その会社の「らしさ」を表すカラーを、従業員たちがきれいにグラデーションで彩っていたら、なんてステキなことなんだろう。


<気になった内容>

●収益を伸ばす会社の社長や社長室には一定のパターンがあり、業績を悪化させる社長や会社にも類似性がある。
●良い経営者の友人は、良い経営者が多い。悪い経営者の友人は、悪い経営者が多い。
●世の中が大きく動いている時代には、イマジネーションが何よりも必要。
●良い社長の条件。①話が具体的、②数字を使って客観的に説明する、③人の話に耳を傾ける率直さがある。
●経営者の器は目標の高さで決まる。
●積極的に苦労話ばかりをアピールするのは、すでに目標に到達してしまったことの表れ。自伝を書くのも、その一例。
●社長が経営理念やビジョンを話す時に目が輝いていること。
優秀な経営者の多くはメモ魔。常に貧欲に学ぶ、成長する姿勢。
●成長している会社の空気は華やぎ、停滞している会社の空気は淀んでいる。
●法的根拠のない「相談役」がいる会社は成長性が少ない。
●低成長企業の新分野への強気発言は9割引きで聞く。
●よい会社は社員が社会的意義を感じて、プライドを持って仕事をしている。
●よい会社は複数の価値観を持った人材を抱えている
●会社が継続して収益を上げ続けるためには、会社の中に変革、挑戦と遺伝子がプログラムされている必要がある。


<構成>

序章 ファンドマネージャーだからわかる会社の真の姿
第1章 社長の性格や人格で決まる会社の運命
第2章 要注意!会社を滅ぼす危ない社長
第3章 ダメな会社、こんなところに落とし穴!
第4章 よい会社と悪い会社の分かれ道
第5章 常識にとらわれると判断を間違える



2013年7月17日水曜日

『自分のアタマで考えよう』(著:ちきりん)


はてぶとかでお見かけするちきりん。先日も正体が判明とかって注目を浴びていましたが、Kindleのオススメ本で『自分のアタマで考えよう』が表示され続け、Amazonの罠にはまってしまい、ポチっとしてしまいました。

僕は、ちきりんを知ってから未だ1年なのですが、ちきりんのブログは2005年3月から開設していたんですね。もう8年前。継続は力なり。


本書ではビジネス書やマーケティング入門書などに書かれているノウハウがわかりやすく解説されており、きっと、多くの方々が理解している内容ばかりだと思います。だからこそ、ちきりんさんは「知っているだけではダメ。知っているならば、考えて、なぜ、行動しないの?」と優しく、そして、強くメッセージされているような気がしました。

本書の初版は、2011年10月に発刊。311東日本大震災から半年後。
リーマンショックや東日本大震災を通じて、誰もが自分事として「あらゆる価値観の再定義」を実感し始めた時。だからこそ、「考えること、行動すること」が大切だとメッセージされていたんだろうな・・・と、2013年7月にようやく本書を手にした僕は読みながら想像ちゃいました。
そんな僕は、知識をストックするだけでなく、考えて、行動できているのか?悶々な日々・・・。


<気になった内容>

●思考ではなく、知識による思い込み。
●詳しくなればなるほど、その分野での新しいアイデアに否定的になる傾向が見られたら、知識が思考を邪魔していると疑った方がよい。
●知識の中で影響力が大きいのが「成功体験」と結びついた知識。
知識とは、過去の事実の積み重ね。思考とは、未来に通用する論理の到達点。
●社内会議の資料は、会合を重ねるごとに分厚くなり、そのクオリティは出版できるほど。だけど何も決まらないのが実態。十分すぎる情報があるのに決まらない理由は、「誰も考えていない」から。誰もが「情報を集めて分析する」作業に熱中しているから決まらない。
●何かを決めるためには、情報とは別に「意思決定のプロセス」が必要。意思決定プロセスは、情報収集の前に考えるべきこと。
優秀な人ほど、「知らないことを知る」ことに興奮し、熱中してしまう。
●情報を見た時に考えることは、「なぜ?」と「だからなんなの?」の2点。
●失敗経験を認める、失敗経験から学ぶ姿勢を評価するシリコンバレーと、失敗という結果しか評価しない日本の違い。
●ライフネット生命 出口社長も、縦(時系列比較)と横(他者比較)に見る視点が重要と述べている。
多くの選択肢の中から大事なものを見極めるためには、敢えてシンプルな基準が必要。
●思考の過程においては、自分の考えを言語化→視覚化するステップが大切。


<構成>

はじめに
序章 「知っている」と「考える」はまったく別モノ
第1章 最初に考えるべき「決めるプロセス」
第2章 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
第3章 あらゆる可能性を検討しよう
第4章 縦と横に比べてみよう
第5章 判断基準はシンプルが一番
第6章 レベルをそろえて考えよう
第7章 情報ではなく「フィルター」が大事
第8章 データはトコトン追い詰めよう
第9章 グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する
終章 知識は「思考の棚」に整理しよう
まとめ
さいごに




2013年7月9日火曜日

『働かないアリに意義がある』(著:長谷川英祐)


タイトルに惹かれて購入した『働かないアリに意義がある』(著:長谷川英祐)。Amazonでポチッとしました。

Kindle paperwhiteをゲットした後、確実に本と接する時間が増えています。
電車の移動時間やカフェなど、ちょっとした隙間時間に片手だけで読書できることで、ここまで読書の敷居が下がるとは思いませんでした。隙間時間に片手で読むんだったらスマホでいいじゃん!って思われるかもしれませんが、スマホだと画面が小さくて、あんまり読む気にならなかったし、読んでいても、あんまり気持ちよく読書できていなかったんですよね。やっぱり物理的なサイズって重要だなぁーって思っています。まだまだ、モノ(ハードウェア)でないと実現できないことってありますよね。




さて、本題に。『働かないアリに意義がある』。

携帯電話がスマートフォンに一気にシフトし、国内携帯電話メーカーの不振に関するニュースが賑わっています。僕も、その渦中にいる訳ですが・・・。
このような事態になってしまった理由は、携帯電話事業での成功体験が邪魔をしてスマホシフトの波に乗れなかった、俗にいう「イノベーションのジレンマ」なのか?
仮にそうであれば、成功体験からの変化を邪魔しているのは何なのか?ということを探るために、これも俗にいう「2・6・2の法則」との関係性がありそうな気がして、読んだ訳です。

「2・6・2の法則」は、2割の人が率先してリーダーシップを発揮し、6割の人がそのリーダーシップに引っぱられて働き、2割の人がボーっとしていると理解していて、これも正しいのですが、本書を通じて、6割の違う姿を知りました。その違う姿とは、「その時」が来たら即座に対応する存在であるということ。予測可能な状況では2割のリーダーたちが活躍する訳ですが、予測不可能な状況になった場合、活躍するのが6割の方々。

事業を取り巻く環境が変化している中、これまで活躍してきた2割のリーダーは、6割の方々の声を傾聴し、6割の方々が行動できる環境にすることにより、新しい環境に対応できるのだと理解しました。

上述した「成功体験からの変化を邪魔しているのは何なのか?」という答えは、上位2割の方々による排他性なんだろうな、きっと。不確実な環境では多様性を重んじること、昨今はオープン・イノベーションとよく言われますが、正にそうなんだと感じた一冊でした。



<気になった内容>

●個人の社会の関係のあり方が、人生の複雑さを生み出している。
●ある瞬間、巣の中の7割ほどの働きアリが「何もしていない」ことが実証された。また、「ある瞬間に働いていない人=ずっと働いていない人」ではない。
●だいたい2割くらいは「働いている」とみなせる行動をほとんどしない働きアリであることが確認された。
予測不可能な変動環境の中では、「その時」が来たら即座に対応できる、働いていないアリという「余力」を残していることが実は重要なのかもしれない。働きたくないから働かない訳ではない。全員の腰が軽くてもダメ、ということ。
●誰もが必ず疲れる以上、働かないものを常に含む非効率なシステムでこそ、長期的な存続が可能になる。
●お利口な個体ばかりがいるより、ある程度バカな個体がいる方が組織としてはうまくいく。冒険のまったくない人生が味気ないように、効率ばかりを追い求める組織も、実は非効率であったりする。
●あるワーカーが生まれた場合、はじめの内はできるだけ安全な仕事をしてもらい、余命が少なくなったら危険な仕事に「異動」してもらうことが、労働力を無駄なく使う目的に叶う。
●お母さんが多情な方が一族は繁栄する。


<構成>

序章 ヒトの社会、ムシの社会
第1章 7割のアリは休んでいる
第2章 働かないアリはなぜ存在するのか?
第3章 なんで他人のために働くの?
第4章 自分がよければ
第5章 「群れ」か「個」か、それが問題だ
終章 その進化はなんのため?
終わりに 変わる世界、変わらない世界



2013年7月4日木曜日

映画『立候補』(監督:藤岡利充)


映画『立候補』、素直に感動しました。一人でも挑み続ける勇気に感動しました。そして、考えさせられました。





毎回300万円の供託金を支払い、立候補し続けるマック赤坂さん。これまでに8回の選挙に立候補するも、すべて落選。落選するとわかっていながらも、これだけの財産を費やしてまで一人で挑み続ける姿勢。なぜ、ここまで挑み続けるのか?

それは、自分こそが未来の社会を変えることができると信じているから。
マック赤坂さんや外山恒一さんをはじめとする泡沫候補が挑み続ける姿が、インクルーシブデザインというアプローチと重複しました。

外山恒一さんは「どうせ、選挙では何も変わらないんだよ。多数決は多数派のため。選挙は多数派のためのお祭り。多数決では何も変わらない。少数派にしか社会は変えられない」と言う。

これまで除外されてきた高齢者や身体の一部が不自由な方、外国人といった人々を巻き組み、そして、彼らを「リードユーザ」という未来の水先案内人として迎え入れ、共創(Co-Creation)を通じてイノベーションを起こしていく「インクルーシブデザイン」というアプローチ。

確かに、泡沫候補が落選し続けているのは事実。だけど、当選には至らないけど、有権者の票を集めているのも事実。ソーシャルイノベーションのヒントが、映画『立候補』に散りばめられていた気がしました。


<オマケ>

映画を観終えた後に来場されていたマック赤坂さんとツーショット撮影。スマイル♪





映画『立候補』予告



2012年大阪府知事選挙でのマック赤坂さんの政見放送


2007年東京都知事選挙での外山恒一さんの政見放送


2013年7月2日火曜日

DVD『東京島』(監督:篠崎誠)


DVD『東京島』。2010年8月公開作品。




無人島に漂流した清子。無人島には、日本人男性16人と、中国人男性11人。唯一の女性として祀られる清子。ただし、清子を巡るイザコザや、無人島での社会ルールの変化等により、清子をはじめ誰もが祀られたり、逆に存在価値がなくなったり、...。
自分の存在価値は、他人(社会)が決めるということを生々しく描いた作品。

本能のまま生きることも大事だけど、「誰によって生かされているのか?」を常に考える&感じることが、やっぱり大切なんだよなぁー。
利己だけじゃダメ。利他だけでも疲れちゃう。
利己から利他へ。自分にハッピーが、誰かのハッピーになっている。そんなイマドキ生活が、いいね!




<あらすじ> ※wikipediaより

1945年から1950年にかけて、マリアナ諸島のアナタハン島で起きたアナタハンの女王事件をモデルに創作された作品。

クルーザーで夫・隆と世界一周旅行に旅立った清子。だが出発からわずか3日目に嵐に遭い、数日間漂流した後に2人が漂着したのは、どことも知れぬ無人島だった。それから間もなく、与那国島での過酷な労働に耐えかね、島からの脱出を図った23人のフリーターたちが途中で台風に遭い、島に漂着。更には日本への密航途中で金銭トラブルに発展した11人の中国人たちが島に置きざりにされる。無人島に流れ着いた男たちと1人の女。いつしか「トウキョウ」と呼ばれるようになった島で、唯一の女である清子は性を武器に逞しく生き抜いていく。