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2014年8月31日日曜日

『0円で空き家をもらって東京脱出』(著:つるけんたろう)


娘とデートした帰りに書店でふと目にした『0円で空き家をもらって東京脱出』。Kindleを購入後はKindle本一辺倒だったのですが、ハード本ながら妙に気になって購入。

ユルそうな絵のタッチに加えて、「空き家」「東京脱出」というキーワードが気になったのですが、気になった理由は『里山資本主義』や『シェルパ斎藤の八ヶ岳生活』を読んで地方生活に惹かれ始めていたから。




主人公である漫画家夫妻が広島県尾道に引っ越しての新生活を描いたマンガ。
広島県尾道は空き家が地域課題となっており、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトが立ち上がり、都市部から移住された方々による空き家再生を通じて地域デザインをされているそうです。

ベランダで缶チューハイをゴクゴクしながら読みましたが、地方生活の“楽しさ”と“大変さ”を感じた一冊でした。0円で譲り受けた空き家を自分でリノベーションしたり、地方に住むだけでなく、現地で知り合った仲間となんとなくのイケイケドンドンで卓球場などをオープンしたり。都市部での消費生活から、地方での生産生活に180度転換という楽しさに、ますます惹かれ始めました。

一方、日常生活でコレは無理かも・・・というのが3点。

① ボットン便所
尾道は坂道が多い山の手地域なので下水が整備されていないそうです...。

② ムカデや大きいクモの出没
山の手地域、つまり、山の中に街をつくったため、山の生物が土の中にいるのは至極当然ですね...。

③ リノベーションのための土壁作業など
古民家で暮らすためには日常から細かい部分の修理が必要となるため、最低限の大工技術が必要らしい...。


僕は横浜出身ですが、横浜でも、①②は小さい頃は当たり前だったんですよね。小学3年生の時に新築の家になるまではボットン便所でしたし、新築後もムカデや大きいクモが出没することが度々ありましたが、今の生活ではウオシュレットは当たり前だし、ムカデを見ることはないし...。昔は当たり前だったことが、今は不自然に。昔は大丈夫だったんだから、今も大丈夫かなぁーと思いつつも、不器用な僕に③の大工技術の習得ができるのか...。

とは言いつつも、魅力の方が大きそうで、やっぱり地方生活に惹かれる気持ちは大きくなりました。

読み終えて気づいたのですが、最終ページに「2014年8月30日 第一刷発行」って書いてあってビックリ。発売初日に購入したんですね。コレも何かのお告げかも!?

都市生活に少し疲れた方にオススメの一冊です!


2014年8月24日日曜日

ピープルデザイン川崎プロジェクト第一弾「夏休み!ピープルデザインシネマ」

川崎市とまちづくりで包括協定を締結したピープルデザイン研究所さんによる、ピープルデザイン川崎プロジェクト第一弾「夏休み!ピープルデザインシネマ」に望来(娘)と一緒に参加。「こすぎの大学」枠で招待していただきました。うれしいことです♪

映画は『グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―』。
車いすの生活を送る息子と、父がトライアスロンに挑戦。息子との接し方がわからない父は最初は拒むのですが、息子の友人たちから「トライアスロンの“水泳”“自転車”“マラソン”は、車いす生活の僕らの夢なんだ」という言葉もあり、挑戦することに。そして、ゴール!父も息子も、応援する家族や友人、全員がカッコイイ作品でした。




「“普通”とか“一般人”って何?」ということも考えさせられる作品でした。
一人ひとり違うのが普通であり、一人ひとりが助け合って、補い合うのが普通な状態。そんな社会って最高にカッコイイですね!

僕に続き、望来もコミュニケーションチャームを購入。さすが女の子。すぐに三つ編みバージョンにアレンジしちゃってました。




望来の夏休みも残り2日。映画の字幕を全て読めなかったはずですが、きっと何か感じたものがあるはず。ご招待いただき、ありがとうございました!





ピープルデザイン川崎プロジェクト 第一弾 「夏休み!ピープルデザインシネマ」開催!
http://www.peopledesign.or.jp/event-detail/?id=1447864072141871

映画『グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―』
http://greatdays.gaga.ne.jp/

2014年8月20日水曜日

『天国はまだ遠く』(著:瀬尾まいこ)


久々に小説を読みました。瀬尾まいこさんの『天国はまだ遠く』。小説を読むのは数年ぶりというレベルでない感じ...。この数年、読書する機会が増えつつも、読んでいたのはビジネス書やノウハウ本、自叙伝などばかり。フィクション的な作品はDVDや映画で鑑賞。自分では明確に意識していないながらも、本と映像の楽しみ方を分けていた感じがあります。

小説を読んだのって、灰谷健次郎さんの『兎の眼』とかを読んだのが最後かな?そうすると大学生の頃?横浜から八王子まで横浜線に揺られながら『兎の眼』を読みつつ、涙をこぼしていた思い出が蘇ります(笑)。

久々に読んだ小説、『天国はまだ遠く』。次回の「こすぎナイトキャンパス読書会」の課題図書が「新潮文庫の100冊 2014」なので、Kindle本で対象の本がないか探していたのですが、全然なく...。そもそも新潮文庫のKindle本自体がないのかと思い、amazonで検索したら見つかったのが『天国はまだ遠く』でした。『天国はまだ遠く』は「新潮文庫の100冊 2014」ではないのですが、たまには小説もいいかな、読みたいな・・・と思い、ポチッとしました。「たまには」と書きましたが、数年ぶりの小説かと思っていましたが、まさか20年ぶりとは (((( ;゚д゚))))アワワワワ




小説、いいですね。その世界に没頭しちゃうし、頭の中で、その情景を想像するのが楽しい。そして、『天国はまだ遠く』。とても癒やされた一冊でした。今日を楽しんで、明日に向かって歩くことは大切だけど、たまには休むことも大切だし、休んでいいんだよと優しく語りかけてくれる一冊でした。


<あらすじ> ※wikipediaより


仕事も人間関係もうまくいかず、息が詰まりそうな辛い毎日に疲れた千鶴は、会社を辞めて死ぬことを決意し、北へ向かう特急電車に乗った。そして辿り着いた山奥の民宿たむらで、大量の睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の主人・田村の大雑把な優しさに少しずつ癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々を送る中で、しだいに千鶴は自分の居場所がここにないことに気づいてしまう。


<気になったキーワード>


  • これだけどでかい自然の中にいると考えることが面倒になってしまう。
  • いつだって私は相手を優先してしまう。自分が後で後悔することを知っているのに。
  • 大事なものはたくさんあったような気がするのに、今となっては全てが取るに足らないことに思えた。
  • 私は自然を見ることはできても、それを描き出すことはできない。自然の中に入ることはできても、自然と共に暮らせる人間ではないのだ。
  • 存在の意義なんて結局どこへ行ったって、わからないかもしれない。けれど、それに近づこうとしないといけない気はする。


2014年8月17日日曜日

『シェルパ斎藤の八ヶ岳生活』(著:斉藤政喜)


学生時代から『BE-PAL』で連載されているシェルパ斉藤さんの連載が大好きでした。陸サーファーならぬ、陸アウトドア派(!?)という感じで通学&通勤中に『BE-PAL』を読んでいました。

当時、アウトドアにはキャンプやカヌーなど導入コストがそれなりにかかる感じでハードルが高いイメージを抱いていたのですが、シェルパ斉藤さんは歩いて東海自然歩道を制覇したり、ママチャリで北海道を旅したりと、自分にもできそうだな、自分もチャレンジしたいな、そして、自分も同じようにゆっくりとした時間を過ごしてみたいなぁーという感じで、僕にも手が届きそうなワクワクしたキモチにさせてくれて、連載を読んでいるだけでニヤけていました。

そんなシェルパ斉藤さんの単行本『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』や『シェルパ斉藤の東海自然歩道全踏破―213万歩の旅』などは、当時、何度何度も読み返したものです。




昨年の夏は三頭山や御岳山に一人ハイキングしましたが、今年の夏は一人ハイキングに行けなかったこともあり、ハイキング気分を味わいたくなってシェルパ斉藤さんのKindle本を探したのですが、Kindle化されていたのは『シェルパ斉藤の八ヶ岳生活』のわずか一冊だけ。残念な気持ちになりながらも、これまでに読んだことない一冊だったので、せめてもの救いと思いながら読み始めました。
そして、少しでもハイキング気分に近づこうとベランダで読書。読書していたら、隣で望来も勉強をし始めて、ハイキングに行けなかったけど、こういうのもいいなぁーと思いながら、シェルパ斉藤さんの本を楽しみました。






やっぱり、シェルパ斉藤さんの本はいいですね。ハイキングや田舎生活がしたくなります。
自分は何のために仕事をしているのか?、自分らしい生活ができているのか?、日常を楽しめているのか?、自分も家族も楽しめているのか?等々、本当は、ちょっと手を伸ばせば実現できるはずなんだけど、でも、中々実現できない現実...。そんな僕の気持ちを察して、シェルパ斉藤さんが代わりに実現してくれている感じ。読書を通じてシェルパ斉藤さんの追体験をすることで、楽しく、そして、穏やかな気持ちになれた夏の一日でした。ありがとうございました!



<気になったキーワード>


  • 田舎暮らしとバックパッキングの旅は似ている。
  • 遠い国から運んでくる化石燃料に頼ることなく、自分でつくった薪で家も家族も温まる。
  • 薪の遠赤外線効果は絶大。
  • かまどで炊くご飯は、誰もが「炊飯器で炊いたご飯とは全然違う」と驚嘆するほど美味しい。
  • 薪ストーブの穏やかな温もりと炎は人を惹きつける力がある。
  • 20代は旅に燃えたから、次のステップとして30代は拠点づくりに賭けたらいいんじゃないとの妻からのアドバイス。
  • お金を稼ぐのではなく、お金をかけない生活を楽しめばいい。
  • カフェに商品には最低価格を設定し、欲しいと思ったゲストは最低価格以上の値段を支払う。差分は応援する旅人などに寄付する。
  • 「私への恩返しは必要ない。同じことを見知らぬ誰かにすればいい。」との旅先での恩人の一言。
  • やってみたいと思ったら実行する。このスタイルを続けている限り、我が家は今後も変化を続けていくはず。
  • 僕らの生活にゴールはない。


<構成>


  • バックパッカー的八ヶ岳生活
  • ログハウスを建てた!
  • つくり続ける庭の建物





ピカチュウ大量発生チュウ


仕事の資料作成が早く完成したので、昨日(8月15日)は午後休暇を取得して「ピカチュウ大量発生チュウ」を楽しんでいる家族のもとに途中合流。

予備知識なく合流したので、みなとみらいに溢れるピカチュウにビックリ!そして、観覧車に乗ったらピカチュウも一緒に搭乗することになり。カワイイお姉さん曰く、一日に多くて3組しか搭乗できないプレミアムな企画らしい。観覧車の中では、ピカチュウにしつこいほど抱っこしたり、○×クイズをしたり。ピカチュウの大行進では珍しいらしいメスのピカチュウを発見したり。

望来曰く、パパが合流したからピカチュウと一緒に観覧車に乗れたと、珍しく褒めてもらったり。ピカチュウと観覧車に乗れたのは決して僕のおかげはないですが...(笑)。

残り1週間で終わる望来の夏休み。ステキな思い出ができたみたいで、よかったです。

ピカチュウ大量発生チュウ
http://www.pokemon.co.jp/ex/pthc/








そうだ、川崎市議会に行こう!〜今日は一般質問 その2〜


僕が住まう街、今年市政90周年を迎えた神奈川県川崎市。その川崎市議会の傍聴レポート第3弾です。初めての傍聴が6月11日の代表質問、その後、6月23日の一般質問も傍聴。今回は、一般質問の傍聴レポートの続きです。一般質問から約2か月が経過しました。当日はtwitterでライブ中継しながら傍聴していたので、そのtwitterを読み返しながらブログを綴っているのですが、記録よりも記憶を拠り所にして綴ってみます。




僕が市議会を傍聴してから、東京都議会のセクハラやじ問題、兵庫県議会の野々村龍太郎議員の号泣会見、大阪府議会の山本景議員によるLINE問題等、地方議会に注目が集まる機会が増えており、地方議会、いや、地方議会議員にマイナスのイメージが付着、いや、定着しつつある感が否めないのですが、今回は、一般質問での川崎市議会議員さんの様子を紹介します。

前回のレポートにも綴りましたが、川崎市民約145万人に選ばれた川崎市議会議員は60名。川崎市全体を対象にして本質的な行政デザインに取り組む議員もいらっしゃれば、残念ながら自分の選挙区の特定の誰かの陳情を代弁しているに過ぎない議員もいらっしゃいました。n=145万人を対象にするのか、n=1を対象にするのか、どちらが良い悪いではなく、60名という市議会議員の多様性があるからこそアプローチできる行政の姿とも感じましたが、その具体例を紹介します。

(参考) 2014年6月23日平成26年第2回定例会一般質問発言要旨(発言順)
http://www.city.kawasaki.jp/980/cmsfiles/contents/0000054/54223/26-2-2ippansitsumon.pdf


  • A議員さん。歩道の安全対策について。代表質問では議場の飾りになっていた大画面ディスプレイに現場の写真を映しながら、街路樹により横断歩道と車道の様子をお互いに確認できず安全性が損なわれているとの指摘。川崎市のとある場所について長々と説明。市の職員からは伐採をして安全性を確保したとの回答。
  • B議員さん。市民と市政をつなぐ情報活用の効果的な仕組みについて。市の調査の課題を指摘するために、議員さん自らが大規模なインターネット調査を通じて川崎市民の声を代弁。川崎市も調査をしているけど、定量データだけでなく、定性データ(自由回答)を分析することで、課題解決ができることのノウハウを紹介。情報(Information)を知識(Intelligence)に昇華させる必要性を指摘。他議員が課題を述べるだけに対して、自らが課題解決策だけでなく、解決策を導くノウハウまでも紹介。
  • B議員さんは、川崎市民が「シビックプライド」(都市に対する誇りや愛着)を抱ける街づくりをしたいと述べ、現状の課題も指摘していたのですが、これまでに市と共に課題解決した結果、若年層のシビックプライドが高まっているという調査結果も織り交ぜ、市の職員の方々に感謝の言葉も伝えていました。感謝の言葉を伝えていたのはB議員さん一人だけ。
  • C議員さん。自治体クラウドの導入について。市の職員によるUSBメモリ紛失による個人情報の流出について指摘。紛失リスク対策のために自治体クラウドの導入を提案。自治体クラウドの可能性は、もっと大きな視点で考えられそうな...。
  • D議員さん。宅地造成許可等について。これも川崎市のとある場所についての指摘。


当日は13名の議員さんが一般質問。僕は午後からの参加だったので8名分しか傍聴できず、ここでも4名の議員さんのサマリーしか記載できていませんが、色々と感じる部分があるのではないでしょうか?
傍聴直後は、共感できる議員さんと、そうでない議員さんがいたのが事実です。しかし、時間が経つと60人という市議会議員の多様性の魅力、そして、一人ひとりの議員さんの魅力を感じており、川崎市議会議員60人全員の方々を応援したい今の気持ちです。選挙では一人しか選べないのがツライですね...。選挙制度自体もリデザインしたいです。


2014年8月15日金曜日

『夢は9割叶わない。』(著:弘兼憲史)


夏季休暇中に読書しようとAmazonでポチッとしたKindle本、4冊。







『サラリーマンは早朝旅行をしよう!平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」』に続き、今回は『夢は9割叶わない。』の感想を。




先日、ブログにも書きましたが、久々に購入した『日経ビジネスAssocie』。そこで紹介されていたのが弘兼憲史さんのインタビュー記事と、『日経ビジネスAssocie』編集長 泉恵理子さん&弘兼憲史さんによるトークイベント

百聞は一見にしかずで、トークイベントに参加。場所は、紀伊國屋書店 新宿南店のイベントスペース「ふらっとすぽっと」。書店の中にある小さなイベントスペース。スタバのコーヒーを飲みながら、目の前で語られる弘兼憲史さんの現実味溢れる話に共感&納得。イベント後には購入した『夢は9割叶わない。』に直筆サインをしていただき、ツーショット写真まで。大満足な時間でした!


弘兼憲史さんとのツーショット

弘兼憲史さんの直筆サイン


紙の書籍を購入しているにも関わらず、Kindle版を購入しての読書。僕には、やっぱりKindle版の方が相性が良いです(笑)。

小学校の時は『週刊少年ジャンプ』を読んでいたのですが、ドラゴンボールなどの幻想の世界観に飽きてしまい、中学1年から『週刊モーニング』を読み始めました。島耕作が課長から部長、取締役、社長とステージアップしていく姿をリアリティな印象を抱きながら見ていました。このリアリティさを『夢は9割叶わない。』を通じて再認識しました。島耕作が課長から社長に一気に昇格する訳はなく、課長の次は部長、部長の次は取締役と一歩ずつ段階を踏んで昇格していく。何もしなければ昇格できないのは当たり前。目標設定し、その目標を一つずつ達成して実績を残す。尊敬する上司である中沢喜一さんをはじめ、多くの方々の信頼を得ると同時に愛されたからこそのステージアップ。

ブログを綴りながら「千里の道も一歩から」という言葉が浮かんでいます。本当に、そう思います。千里の道を「スピード」と「継続性」を維持し、楽しみながらゴールできるのがデキる人なんでしょうね。楽しみながらゴールするためにはスピードの強弱も必要。猛スピードの時もあれば、スキップする時もあったり、休憩する時もある。最終的には平均スピードが速いという感じかな。


<気になったキーワード>

  • 夢は夢で終わる。夢は叶えるものでなく、描くもの。
  • 「夢」を実現可能な「目標」に切り替える。ちょっとつま先立ちすれば届く目標を設定し、達成したら次の目標を設定する。その繰り返し。
  • 世の中は不公平。努力が報われないことの方が圧倒的に多い。同じ努力をするならば、報われる努力をすべき。
  • 目の前のことを一生懸命やり続けることで経験値が上がり、仕事の質と量が向上する。
  • 「まぁ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」
  • 人との比較は自分自身を苦しめてストレスを溜めるだけ。
  • とりあえずやってみて、うまくいかなかったら止めるか、軌道修正すればいい。
  • どんな仕事も目の前の人を喜ばせることができなければ、その先はない。
  • 社会においてメキメキと頭角を現す方は「学び方」がとても上手。
  • プロとアマチュアの違いは「スピード」と「継続性」。レベルの継続性がプロの証。
  • 会社の看板で仕事ができている。
  • 冒険と安定のバランスは「3:7」くらいがちょうどいい。
  • 40代以降は「自分で仕事をつくる」「自分でオペレーションする」世代。
  • 話し合いのコツ。自分の10の主張の内、4は譲る。
  • グローバル人材とは、「郷に入っては郷に従え」ができる人。
  • 大人はもっと人生を楽しんで、楽しく生きる姿を子どもたちに見せるべき。
  • 責任をとれるのも大人の条件。


<構成>

はじめに
第1章 すぐに成功しなくてもいい 〜生き方〜
第2章 つべこべ言わず、やってみる 〜仕事〜
第3章 「つまらない世界」こそ、面白い 〜人生〜
第4章 目の前の1人を喜ばせる 〜人間関係〜
第5章 「大人」として生きる 〜自立〜




2014年8月11日月曜日

『サラリーマンは早朝旅行をしよう!平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」 』(著:日本エクストリーム出社協会)


夏季休暇中に読書しようとAmazonでポチッとしたKindle本、4冊。

  • 『サラリーマンは早朝旅行をしよう!平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」』(著:日本エクストリーム出社協会)
  • 『喜婚男と避婚男』(著:ツノダ姉妹)
  • 『ビジネスを蝕む思考停止ワード44』(著:博報堂ブランドデザイン)
  • 『夢は9割叶わない。』(著:弘兼憲史)

一週間の夏季休暇中にすべてを読み終えることはないと思っていましたが、実際に、そのとおりでした。読了したのは、『夢は9割叶わない』と『サラリーマンは早朝旅行をしよう!平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」』の2冊。達成率50%。僕にしては、十分に合格点(笑)。




で、読書メモ。まずは一冊目。

『新しい市場のつくりかた』の著者である三宅秀道先生がコーディネーターを務める川崎市産業振興財団さん主催「平成26年度商品開発研究会」でご一緒している「しーなねこ」さん(@shiinaneko)こと、椎名隆彦さんたちの著書。




感想は、とにかく楽しいキモチになる一冊でした!

僕は「日常をゲーム化」という言葉が好きなのですが、ゲーム化した日常が詰まった一冊。日常はつまらないのではなくて、実は楽しいもの。特に平日は楽しむ可能性に溢れている。休日は「何かやらなくっちゃ」という義務感もあって期待値が高まる分、楽しい時間を過ごしても満足しないことがあったりする。その分、平日は期待値が低い分、ちょこっと変化を加えるだけでも、すっごく満足できる。CS (Customer Satisfaction; 顧客満足) の理に適った楽しみ方ですね。

CS(顧客満足) = 実績評価 − 事前期待

夏季休暇を終えたらエクストリーム出社してみようかな。


<気になったキーワード>

  • 朝活とエクストリーム出社は違う。自己啓発などスキルアップが目的の朝活。やりたいことをとことん楽しむのがエクストリーム出社。
  • 出社時刻という明確なタイムリミットがあるので集中して楽しめる!
  • エクストリーム出社の基本ルール「遅刻や午前半休はもっとも恥ずべきこと」「他人や社会に迷惑をかけない」「無理をしない」「できるだけ楽しむ」「ユニークな出社を追求する」
  • エクストリーム出社の合言葉は「Just Do it. (とにかくやってみよう!)」
  • 朝5時半から山道を登り、湧き水でカルピスを作って飲んだり、湧き水を沸かしてカップ麺を作って食べたり(笑)。

<構成>

はじめに
第1章 エクストリーム出社のきっかけ
第2章 ちゃっかり遊んできっちり仕事
第3章 インドア系から始めてみよう!
第4章 タウン系でキメてみよう!
第5章 トリップ系を極めよう!
おわりに



2014年8月3日日曜日

映画『春を背負って』(監督:木村大作)




忙しい日々が続き、少しひとり時間が欲しいなぁーと考えながら移動していた時に、ふと目にした映画館。有楽町のスカラ座。以前、『スープ〜生まれ変わりの物語〜』を観た映画館。ブログを読み返すと2年前の7月の出来事だった様子。夏には、ひとり時間を欲しくなる僕なのでしょうか?(笑)

上映中の映画は何でもいいので、とりあえず、スカラ座に入りました。上映中の作品は『春を背負って』





『春を背負って』概要 ※公式サイトより

立山連峰で山小屋〝菫小屋〟を営む厳格な父(小林薫)に育てられた長嶺亨(松山ケンイチ)。
社会人になった亨はそんな父から遠ざかるように金融の世界で、会社の歯車として毎日を過ごしていた。
そんなある日、父の訃報が突然届く。帰郷した亨の前には気丈に振る舞う母(檀ふみ)、その姿を沈痛な想いで見守る山の仲間たち、そして見慣れぬ一人の女性・高澤愛(蒼井優)の姿が。彼女は心に深い傷を負い、山中で遭難しかけたところを亨の父に助けられた過去があった。
父が遺した菫小屋と、父の想いに触れた亨は、都会での生活を捨て小屋を継ぐことを決意する。
山での生活に悪戦苦闘する亨の前に、父の友人と名乗るゴロさん(豊川悦司)が現れる。世界を放浪してきたゴロさんの自然に対する姿勢や愛の天真爛漫な笑顔に接しながら、亨は新しい自分の人生に向き合い始める。



「生きること」と「働くこと」、そして、「家族」「地元(郷土愛)」を考えさせられる作品でした。
志があり選択したはずの仕事。それなのに、いつの間にか仕事に追われ、本来の目的を失ってしまい、「何のために生きているのか」と考えてしまう時が多々あると思います。実際、僕もそうです。
働くことは、生きること。生きることは、働くこと。両者は同義。そして、何のために生きるのか、誰のために働くのか。

先日、イギリスのデザイン会社の方と情報交換した際、デザイン会社の方から「情報社会の先にあるものは?」との質問に、僕の尊敬する佐藤敏明さんが答えました。
「インターネットを通じて世界中に情報が平等にリアルタイムに行き渡るようになった結果、いち早く、情報を入手した者が勝者になるという構図ができあがってしまった現在。Google然り、Amazon然り。世界が平等になった結果、差異化を求める対象はどこか?それは自分が大切にしたい地元、つまり、郷土愛だと考えるようになった。」

リーマンショックや311東日本大震災により価値観が再定義される中、僕自身、2010年から企業間フューチャーセンターの活動を通じて社会全体をデザインしようと考動してきましたが、昨年からは「こすぎの大学」で、住まう街「武蔵小杉」の地域デザインをするようになり、その活動が徐々に広がり、川崎市の地域デザインにも関わらせていただくようになってきた最近。社会全体をデザインしようと考動していたら、一番身近な地元を地域デザインすることになっていたという不思議さ。佐藤さんが仰る、情報社会の先にあるのが「郷土愛」ということに妙に納得というか、そういうことなのかな?と気づかされた瞬間でもありました。


忙しい日々が続いている方に、ぜひ、観ていただきたい作品です。きっと、自分が生きている理由、働いている理由、そして、生かされている理由を感じることができるはずです。オススメの作品です。



映画『春を背負って』
http://www.haruseotte.jp/


映画『スープ〜生まれ変わりの物語〜』
http://www.soup-movie.jp/





2014年8月2日土曜日

アイデアを実現できたら二度美味しいということ


昨日は「こすぎの大学」の事務局ミーティングでした。急遽、僕の娘(望来)も参加。昨年9月からスタートして1年弱ですが、武蔵小杉の魅力に気づき、魅力を活かす多くのアイデアが創出され、そして、幾つか実現にも至っています。「アイデアに価値はなく、実行が重要」と言われますが、ミーティング後に望来から一言。「パパ、アイデアが生まれるということは、その人の心の中で既に実現しているんだよ。アイデアを実現できたら二度美味しいということなんだよ。だから、アイデアも大切なんだよ」と。娘から学んだ昨晩でした。




そんな望来も「こすぎの大学」の協力者に。初めて参加した方が「こすぎの大学」を理解できるように、マンガでマニュアルを作成してくれるとのこと。首を長くして完成を待ってます(笑)。

望来、ありがとう♪

第50回「こすぎナイトキャンパス読書会」

記念すべき第50回「こすぎナイトキャンパス読書会」。課題図書は『意識をデザインする仕事』。著者の須藤シンジさんも参加してくださり、ピープルデザインを理解&探求。印象的だったのは「底なし沼は、底がないから底なし沼。底がないからこそ浮上するしかなかった」という須藤さんの言葉。




先週、内閣府経済社会総合研究所さんより「イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会」に関するインタビューを受けました。イノベーティブ人材を育成するためにデザイン思考などのプロセスを採り入れる企業は増えたが、実際にイノベーティブ人材は発掘されない現実。研究報告書では「交流型イノベーター」に求められる特性の一つに「強い動機・ぶれない軸」が述べられています。情報やプロセスだけでは不十分で、自分自身の原体験に基づいた強い動機が必要なのだと再認識した読書会でもありました。


ブログ『意識をデザインする仕事』(著:須藤シンジさん)
http://katuhiko0821.blogspot.jp/2014/07/blog-post_28.html

第50回「こすぎナイトキャンパス読書会」
http://ksgnc.hateblo.jp/entry/20140718/1405685181

『意識をデザインする仕事』(著:須藤シンジさん)
http://katuhiko0821.blogspot.jp/2014/07/blog-post_28.html

内閣府経済総合研究所「イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会 第1次報告書」
http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou068/hou068.html